出版部日記

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

先日、第九のコンサートに行ってきました。

5000人の歌い手の方たちと交響楽団が織りなすハーモニーは、

ときに優しく心を潤し、ときには大迫力で心を釘付けに……。

 

『れいろう』平成30年3月号の特集の中で、

モラロジー研究所の宮田敏子講師は次のようなお話をされていました。

――正義と慈悲は2つで1つの相伴うもので、これらを“調和”させてこそ、個人の生活にも社会にも秩序が生まれ、平和がもたらされると考えます――

 

 『れいろう』平成30年3月号   

【特集】   春風のように

―― 邪を破らずして誠意を移し植う

 

“館内に響きわたるこのハーモニーは、ここにいる誰かが一人でも欠けたら出せないハーモニー。

こんなにも多くの人が、お互いを必要としている……”

そう思えて、聴き手の私まで一緒に歌いたくなってしまいました。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

仲良しのおじちゃんが経営している喫茶店。

ここで月に1度開かれている“こども食堂”に、私もスタッフとして参加しています。

 

1年前、“こども食堂”の話を聞きたいという60代くらいの男性が訪ねて来ました。

おじちゃんが一通りの説明をすると、次の回からスタッフとして参加してくださることになりました!

 

男性は、こんな話もされていました。

「私は今、市内在住のお年寄りを対象にした、運転の有償ボランティアをしています。

足の不自由な方の通院やお買い物、市外へのお墓参りなどに車を出す仕事です。趣味のサークルに通うときに利用される方もあります。いつだったか、都内の劇場へお連れした際は、私もご一緒に観劇しました。実は、今日の夕方も、ある方をお迎えに行くことになっているんですよ」と。

 

「そうだったんですか。移動範囲が広いと時間が読めないこともあるでしょうし、お相手の方に合わせるお仕事はいろいろとたいへんでしょうね」と私が言うと、

「こんなことを言うのはお恥ずかしいのだけど……、

この年になってようやく、自分のやりたい仕事にめぐり合えたと思っています。

時には理不尽だなと思うこともありますが、それでも“ありがとう。本当に助かったよ”と言ってもらうたびに、そんな思いもどこかへ吹き飛んでしまうほど、毎回、感動するのです」

 

『道経塾』No.113の特集の中で、

モラロジー研究所の松浦勝次郎顧問は次のようなお話をされていました。

“人間は誰もが、心の深いところでは、自分の真価を信頼し、真価に本気で期待をかけてくれる人を求めています”

 
 『道経塾』No.113

平成303-4

【特集】自立型社員を育む

――心に灯をともす人づくり

          

“いつか、あの時のお話の続きをお聞きしてみたい”

そう思っていた矢先、その方は体調を崩されてしまいました。

休養された後に、

「こうして、元気になりました。私を待っていてくださる方がいるので、もう少ししたら運転の仕事にも復帰するつもりです。楽しみだ」と、

にこやかなお顔を見せてくださいました。

その日の別れ際、

「あなたとは、ここに初めて来た日にもお会いしたし、今日もお会いしましたね。

あなたも毎日ここにいるわけではないのに、何かご縁があるのでしょうね」

そう声をかけていただいたことが、最後の会話となってしまいました。

 

時間が許すなら、もっともっとお話をお聞きしたかった方です。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

人間関係に悩んでいた20代。

そのころに読んだ1冊に、次のようなことが書かれていました。

 

「その心の傷は、誰かによってつけられたものではありません。

他の誰も、あなたの心を傷つけることはできないのです。

あなたの心を傷つけることができるのは、唯一、あなただけなのですから」

 

“いっそ、誰かのせいにできたら楽なのに……”と感じながらも、

“そうか! 自分の心のハンドルは、他の誰でもなく自分が握っているのだ”と、

心が躍ったことを覚えています。

 

松岡 浩さんの著書『喜びの生き方塾』から一節をご紹介します。

「人生をよくするのも悪くするのも、すべて自分の心のもち方次第である」

「人生に近道はない。日々コツコツとよい習慣を積み重ねることこそが、人生の王道である」

 

喜びの生き方塾

明るく楽しい人生を送る秘訣

社員36名ながら「改善提案」日本一の「知恵工場」・(株)タニサケを育てあげた著者。相手を喜ばせようとする行動、これが 「いい人生」をつくるコツ。何をやるにもまず志を立てる――喜びの人生をつくる第一歩はここにある。

 

“自分”の行動で、喜んでくれる誰かがいたとしたら……。

そのとき感じる幸せが、さらに自分の心を強く後押ししてくれる気がします。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

近所で喫茶店を経営している仲良しのおじちゃんが、先日、こんな話をしてくれました。

 

「うちのお店は喫茶店の雰囲気だけど、夜はお酒も出している。

でも、1人で飲みに来るお客様は少ないんだ。

うちのお店と居酒屋さんには、決定的な違いがあるって気がついたんだけど、

さて、何だと思う?」

 

お酒を飲めない私には、少し難しい質問に思えました。

「ん~、お酒の種類とか?」

「いやいや、一通り揃っているよ」と、おじちゃん。

 

「じゃあ、個室がないところ?」

「それはチェーン店の居酒屋さんのイメージかな?

そうじゃなくて、カウンター席で皆が横に並んで飲むような居酒屋さんと比べての話だよ。

そういうお店だと、席が近い者同士やお店の人と、楽しく話をしながら飲むんだよね」

 

考え込んだ私に、おじちゃんはこう言いました。

「答えはね、“雑談がしやすいかどうか”だ。

うちの店は、カウンター席がなくて2人席と4人席の配置だから、どちらかというと2人以上のお客様が入りやすい店でしょ。

開店当時の店が暇な時は僕もおしゃべりできたけど、忙しくなると1人で切り盛りしているから、そうはいかない。

きっと、1人で飲みにきたお客様は寂しい思いをしているかもしれないな……」

 

そういえば……と、

昼間にホールの仕事をお手伝いしていた時に感じたことを思い出しました。

“1人でいらっしゃるお客様も、お話好きの方が多い”ということを。

 

「ほら、見てよ。この傘」と、

お水とお手拭を運んだ私に話しかけてきたお客様。

「今日は、駅前の店で傘を修理してもらうために2本持ってきたんだけど、開店は午後だっていうから、また引き返して来たんだよ。

家まで帰っていると時間くっちゃうから、ここで時間までゆっくり休憩することにしたよ」

 

「まあ、それはそれは! ご来店いただき、ありがとうございます。

傘を修理してくれるお店って、どこにあるんですか? 参考までに教えてください」と私。

 

「ね、そうでしょ! 知らないでしょ。最近は傘を修理に出してまで使う人って珍しいかもね」などと、会話は続きます。

 

 

『モラロジー研究所所報』平成30年2月号に掲載された

モラロジー研究所特任教授・東京メンタルヘルス所長の武藤清栄さんの講演録から一節をご紹介します。

“悩みはお互いに支え合う雰囲気や気持ちを伝え合う状況がなくなることによって発生する、と言えます。

(中略)これらの状況を打開するためには、ゆっくりとした雰囲気づくりが必要です。それにはまず、気軽に周囲と気持ちを共有する時間です。話しかけるには勇気も必要ですが、ほほ笑むことはできるでしょう。挨拶もできるでしょう。そして雑談できればいいのです。雑談とはフリートーキングです。話すことによって浄化作用が生まれます。また、問題解決の糸口に気づくこともできます。いろいろなやりとりをしているうちに、ヒントや答えが見つかることもあるからです。さらに雑談の効果として、例えば、普段家庭の話をまったくしない上司から、子供とのコミュニケーションについて悩んでいる、という話を聞いたとき、同じように子供を持つ部下は共通の悩みや喜びを共有することができ、仲間意識をもてるのです”

 

 

モラロジー研究所所報

    平成30年2月号   

【講演録】人はなぜ悩むのか

   ――心のヘルスケア

 

たかが雑談、されど雑談!

 

飲めない私には難しい問題だと思いきや、

その答えは普遍のテーマでした。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

地域の森を保全するボランティア活動に参加しています。

この団体では、活動内容を広報紙にまとめ、公園や町会の掲示板、地元の小中学校に掲示しています。

 

「見て! 部屋を片付けていたら広報紙の創刊号が出てきたの。差し上げるわ」と先輩。

創刊号から携わってきた方です。

 

記念すべき第1号の発行日は、平成12年(2000年)9月1日。

“緑豊かな農村的風景が残るこの自然を、市民の貴重な財産として永久に保存できないものか”

と、平成6年から地権者と3つの町会が協議をはじめ、地域内外の多くの方々の賛同も得て、現在の団体が発足したという経緯が書かれていました。

「当時は年に1回の発行だったけれど、3町会の回覧板で配布していたのよ」と先輩。

創刊当時の熱い思い、そして現在も絶やさない強い意志を感じずにはいられません。

 

 

その先輩が昨年から体調を崩され、不在のなか、編集をかって出てくれたのは私と同世代の友人でした。

しかし、プレッシャーが大きかった……。

ある時、その想いを、別の先輩と私にメールで打ち明けてくれたのです。

 

友人のメールには、次のようなことが書かれていました。

「広報は得意分野にもかかわらず、発行が滞っています。

“自分のアイデア”や“自分らしさ”で作っていくのではなく、

“これまでのやり方”を継承していかなければという思いから、

気が付いたら身動きがとれなくなっていたのです」と。

 

このメールを受け取った先輩は、私たちにとって“おばあちゃん”のような方。

その返信には、こう綴られていました。

「人の続きが得意な人と、自分らしくやりたい人、それは

どちらが良いというわけではなく、それぞれの個性です。

目的は、森の自然・文化・活動を多くの方に知ってもらい、

楽しんでいただくこと。

それさえ外さなければ良いと、私は思うのです。

出来上がりを楽しみにしています」

 

私の心にも響くメッセージでした。

 

 

『ニューモラル』No.582(平成30年2月)より、一節をご紹介します。

“相手の持ち味や豊かな可能性を認め、その成長と幸せを心から祈る――そうした心づかいに基づく助言は、相手の心に落ち、お互いの安心と喜びを生むことでしょう”

 

 

ニューモラル No.582

      (平成30年2月)

【テーマ】人を育てる心

         

強くて熱い、情熱を持った背中を見せてくれる先輩。

包容力を持って支えてくれる先輩。

悩みに共感し合える友人。

 

支えてくれる人に恵まれている私たちです。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

プライベートで所属しているボランティア団体。

私の両親よりも少し年上の先輩たちが活躍しています。

「若い人の意見も取り入れていきたい」と声がかかり、昨年の4月から役員に加わりました。

 

若い世代が入ったことで、さらに活動の内容を充実させようと意欲的な先輩たち。

しかし私は、活動量に見合う人数が足りていないように感じ、内容量より“活動する人”に目を向けることも必要だと考えていました。

こうした自分の考えを、先輩たちに上手に伝えることができず、

役員会のたびに、不安や自信のなさが大きくなっていきました。

 

ようやく自分の意見を言うことができたのは、10回目の役員会でのこと。

後日いただいた議事録には、

つい感情的になってしまった部分をそのまま残すことなく、私の発言の要点が箇条書きでまとめてありました。

その議事録から、優しい心遣いと、“ちゃんと伝わっている。受け止めてくださっている”という安堵感をいただきました。

 

そして、箇条書きの最後には次のようなことが書かれていました。

“個々人のボランティアとしての自由さをあくまでも基本として、その絆を結ぶのが組織である”と。

 

 

事務局長にお会いした際、感謝の気持ちをお伝えしたところ

「あの内容で大丈夫だったようで、良かった。

どうしても人によって解釈が違ってくるものですから、“小林さんは、こんなことを言っていたんじゃないか”と、書記や会長も交えて皆で考えたんですよ」と。

その言葉を聞いて、とても感動しました!

私は会から大事にされているんだと実感できたからです。

これが“組織の絆を結ぶ”ということなんですね……。

 

 

大町 正さんの著書『感動が子どもを育てる』から、一節をご紹介します。

 

――「自立」は「連帯」を誘い、

またその逆に「連帯」は「自立」をうながすといった相呼ぶ関係にある――

 

 

感動が子どもを育てる

教育の大地

――それは「信頼」である。   

教育問題・児童文化の研究者であり、35年の教師生活を送った著者が、心と心のふれあう感動によって育つ子どもとの信頼関係を説く

   

 

先輩たちから見れば、私は子どもの世代。

先輩たちからの信頼の中、日々、育ててもらっていることをありがたく思います。

 

 

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こんにちは。編集担当の安江です。

 

昨年8月15日に発売した道徳教育シリーズ

『不登校・いじめを起こさない集団づくり――ピア・サポートに学ぶ』

直販限定商品にもかかわらず、半年足らずで8,000部の売上げを記録した

いま大注目の1冊です!

 

先日、著者の山口権治先生のご紹介で、日本ピア・サポート学会が主催する

「ピア・サポート・トレーナー養成講座in浜松」に参加してきました。

 

ピア・サポートとは、いま学校関係者の間で注目されている

「仲間同士で互いに助け合い、支え合える人間関係」を育むための学習活動。

今回参加したのは、その学習活動の推進役を養成する講座で

理論と実践(実技)の両面から

コミュニケーションや人間関係構築に関する技術を学ぶものです。

 

山口先生の地元の浜松では、いじめや不登校の予防策として

ピア・サポートに取り組む学校が増えているそうです。

土日の丸2日間みっちりのプログラムでしたが、現役の先生方をはじめとして

約100名が参加されていました。なんと青森や沖縄からお越しの方も!

もちろん山口先生も、講師として登壇されましたよ☆

 

(講義の写真を1点ご紹介します)

 

「円満な人間関係の構築」は、学校の中だけでなく

大人になってもついて回る、永遠の課題。

今回学んだ「傾聴」や「問題解決支援」等の心得、

私も身近な人間関係(まずは家族と職場かな?)に応用していきたいと思います!

 

山口先生の学校での実践に基づくノウハウがギュッと凝縮された

『不登校・いじめを起こさない集団づくり――ピア・サポートに学ぶ』

ぜひご覧ください。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

学生時代、音楽の授業で使う楽譜を忘れてしまった私。

その日、たまたま隣の席になったのは、これまで1度も話をしたことがないクラスメイトでした。

「楽譜を見せてほしい」と話しかけるか、かけないか……。

“まあ、いいや。楽譜がなくて困るのは、合唱の間だけだから”

しかし、合唱が始まってもずっと迷い続けていました。

そして疲れ果て、ふと我に返ったのです。

“私は一体、何のやせ我慢をしているのだろう。素直にお願いすればいいだけなのに”と。

 

「ごめんなさい。楽譜を忘れちゃったの。一緒に見せてもらってもいい?」

突然、話しかけた私。

すると彼女は、少し慌てた様子で

「まあ! 私ったら。気が付かなくてごめんね」

 

 

2人で楽譜を囲みながら、歌うことよりも彼女の言葉の余韻に浸っていた私。

“なんて優しい響き。なんて温かい言葉なんだろう……。

きっと、彼女は私が知らなかっただけで、普段から周りに気を配る優しい人。

それにしても、私はどれだけ素直じゃなかったんだろう……。彼女に対して壁を作り、いつの間にか、こんな状態が“普通”となって、疑問にすら思わなかった私。こうやって、お互いが無関心になってしまうのだろう。

でも、関心を向けたとたんに、壁は一瞬で溶けてしまった……。

関心を持つことって、すごいことなんだと思えた出来事でした。

 

 

さて、次の日曜日、2月11日は「建国記念の日」ですね。

 

以前、私が読んだ、山中隆雄さんの著書『日本の心を伝える伊勢の神宮』では、

「国の誕生日なのに、この日がどうして『建国記念の日』なのかを説明できる学生は、日本には一人もいないと言うのです」の一文に、衝撃を受けました。

自分も知らないことに、何の疑問も持っていなかったことに驚いたのです。

「建国記念の日」を間近にして、日本について関心を持てるようになりたいと思う小林でした。

 

 

所 功さんの著書日本の建国と発展の原動力から、一節をご紹介します。

 

日本は、今や科学技術でも生活レベルでも、世界の最先端にいます。それを可能にした原動力はどこにあるのかを考えてみますと、この日本列島(大八(おおや)洲(しま))に住む人々は、早くから一つの国民としてまとまり、各々に所を得て活躍する機会に恵まれてきたわけでありますが、その国民の大多数により統合の象徴と仰がれている天皇・皇室の存在こそ、最も大きな国力の源だと思われます。

しかも、わが皇室・朝廷の基を築かれた神武天皇は、すでに少なくとも約二千年前、いわば一大家族国家の建設を理想に掲げられ、それが以後の歴代天皇および心ある人々により受け継がれてきました。そのような伝統的精神のおかげで、幕末の混乱も敗戦の苦難も見事に乗り越えてきたからこそ、今日の平和と繁栄も享受することができるのだ、と私は考えております。

 

 

日本の建国と発展の原動力

   

平成16年2月11日・建国記念日に開かれた「公開講演会」での講和をもとに、加筆・修正したものです

  

神武天皇時代の“建国の理想”がずっと受け継がれてきた国だったのですね。

とても勉強になった1冊です。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

お正月、ご近所のおばちゃんとゆっくり話す時間を持てました。

 

「昨年は、中途半端な自分が情けなくなって……。

ある団体では“出来ない”と言ってばかりで、ただ和を乱すだけだったかも。

なんだか……海に浮かべた小さな船でポツンと漂っていたような感じの一年だったな」と、私。

 

すると、おばちゃんは

「あなたは今、海に浮かべた小さな船って言ったけれど、それで良かったのよ」

と、笑顔で言うのです。

 

予想外の返答にビックリしていると

「広い海の上で、広い視野を持っていたのよ。ほら、中道を行くってこと」

と教えてくれました。

 

中道……。

その言葉を聞いてハッとしたのです。

確かに、“中道の立場から、あらためて左右どちらに行くのか検討できる自分でありたい”と思っていました。

(出版部日記~2017年06月21日「紙一重」の分かれ道)

 

“そうか! 私は、自分の行きたい道をちゃんと歩いていたんだ。

あとは自分を見失わないようにしよう……”

 

 

『れいろう』平成30年1月号の「特集・誌上ゼミナール」では、

総合人間学モラロジーの創建者・廣池千九郎(法学博士、1866-1938)に師事した香川初音さんという女性のエピソードが紹介されていました。

 

初音さんは廣池の講演に触発され、品性向上を志して、何を見聞きしても自分への戒めと受け止めようと心がけます。

ところが、他人同士のほんの小さな出来事にも自己反省をつづけた結果、誰もが自分より優れているように思えて自信を失い、モラロジーを学び続ける意欲を失ってしまいます。

――「どうしたらよろしいでしょうか」とお伺いしましたところ、廣池博士はご自分のお膝をぽんと力強くたたかれて、「奥さん、よくそこまでになってくれました。そうなってくれる日を待っていた」とお喜びくだされました。あまりの意外さにすっかり驚きました私は「先生、さっぱりわかりません」と申し上げましたところ、こうおっしゃいました。

「モラロジーを聞かせてもらった以前の自分がよほど偉かったということは、みんなそれはあなた自身が自我充実していたからです。今、その自我が抜けてなくなったのです」

             

 

『れいろう』平成30年1月号

   

【特集】とらわれない

   ――盛時には驕らず

          衰時には悲しまず

 

語り合える人がいることに、感謝です!

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

昨年、97歳で他界した祖母の月命日で、親族が集まったときのことです。

 

「おばあちゃんは、おじいちゃんと38年ぶりに再会することになるのか~。

向こうで2人はちゃんと会えたのかな……」と、ふとつぶやいた私に、

叔父が言いました。

「この前、お墓参りに行ってきたんだけどね。

こっちに歩いてくるご夫婦が気になって見ていたら、なんと前を歩いていたのは“お父さん”。

少し後ろを“お母さん”が歩いてたの! ぼくは、すれ違うときに“お父さん”と目が合って会釈を交わしたんだ」

 

その不思議な話に

「おじいちゃんが亡くなったのは59歳、おばあちゃんは97歳でしょ。年の差はどうなってたの?」

と、興味本位で聞いた私。

 

「お母さんは、お父さんの年齢に合わせて若返ってたよ~(笑)

2人はちゃんと向こうで再会しているんだよ。たまに、孫の顔を見に帰ってきたり、2人で旅行にも行っているみたい」

 

「孫の顔を見にって、私はもういい年だけど……。ひ孫(私の息子)を見に来ているってこと? 」

 

「ひ孫じゃないよ。あなただよ」

 

実は、私の実家は職場の近く。仕事の日の昼休みには実家へ戻り、祖父母の仏壇に手を合わせています。

あの時間のどこかで、2人は私の傍に居たのかしら……。

 

 

目に見えずとも、きっと傍で見守っていてくれている……。

そんなふうに思える人たちが自分の心に存在していることは、幸せなことだと思います。

 

 

占部賢志さんの著書『続 歴史の「いのち」――公に生きた日本人の面影』から、一節をご紹介します。

――歴史の学び方は、畢竟「言葉」を読み味わうことに尽きる。

幾つもの史実を突き合わせ、どんなに上手に整理してみたところで、それだけなら歴史の形骸に過ぎない。

やはり過去に生きた人々の心持ちを、その遺された言葉から汲み取って初めて歴史は生き返ってくる――

 

 

続     歴史の「いのち」

 ――公に生きた日本人の面影』   

みずからの「こころざし」に生きた先人の軌跡は“日本人の魂”を呼び起こす

 

過去に生きた人々の「心持ち」を探っていく歴史の学び方は、私の心にもすんなりと入ってきました。

 

心は時間も超えるのですね……。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

子どもの頃からのお付き合いで「おじちゃん、おばちゃん」と呼んでいる近所のご夫婦がいます。

 

4年前のある日、おばちゃんからこんな話を聞きました。

「今度ね、おじちゃんが喫茶店を始めることになったの。

2人とも店を出すなんて、まったく経験がないし、

私は身体の調子が戻ってきたばかりだから、どこまでサポートできるか不安もあるのだけれど……。

なんてったって、おじちゃんがイキイキしているのよ!」

 

そうして、3年前に店がオープンしました。

初めの1年は、店が混んでも混まなくてもヘトヘトな毎日。

その中でも、ご夫婦でアイデアを出し合い、二人三脚で乗り越えてこられました。

 

つい先日のことです。

「おじちゃんの作った唐揚げは美味しいな~!!

それにしても、まったく違う職種から喫茶店を開くなんて、そうできることじゃないよね。すごいね!」と私が言うと、

 

「職場の友人が亡くなった時、いろいろと思うことがあったんだ……。

実は、喫茶店が子どもの頃からの夢で、ずっと挑戦したかった。

定年まであと少しだったけど、

ちょうど自分の仕事に一区切りついたタイミングで、動くなら今しかないと思ったんだよね。

料理は子どもの頃に母から教わって、ずっとやってきたことだから、これは“お母ちゃんの味”。

喫茶店というか、ここは家庭料理の定食屋って感じだな~」と、おじちゃん。

 

 

田中真澄さんの著書 『田中真澄のいきいき人生戦略』 から、一節をご紹介します。

――ロングランの人生をいきいきと歩むためには、

サラリーマンとして現在の与えられた仕事をこなすだけに盲目的に生きるのではなく、

今の勤め先を去っても生きていけるだけの用意を常に心がけておくこと、

併せて、長く生きていけるだけの経済的な地盤と、

しっかりした家庭を築いておくことが大切である――

 

 

『田中真澄の

 いきいき人生戦略』   

人生100歳時代に備える生き方提案

 

  

家庭の味で新しい道を歩き始めた、おじちゃん。

おじちゃんの一番の応援団長の、おばちゃん。

ステキなご夫婦です。

 

 

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新年、あけましておめでとうございます。

オンラインショップ担当の小林です。

 

私にとって、2017年は出版部とご縁がつながった年。

「出版部日記」を更新するようになり、これまでより本を読むようになりました。

 

本を読むときの必需品は、付箋。

お気に入りの文章や、読み途中の目印として貼り付けています。

 

そんなある日、

「『れいろう』の愛読者の方が、手作りの“しおりを送ってくださいました。とても素敵なんですよ」

と、編集者の高橋さん。

 

私も1枚、いただきました。ありがとうございます!!

 

表には「舞」の一文字と、元気の素が詰まっているかのように色鮮やかな挿絵。

裏には「人は困難を重ねてはじめて大成する」と書かれています。

 

その字が、とてもしなやかなのです……。

 

困難なことに挑むときは、しなやかさが必要なのだろうな~

と、“しおり”を眺めては、いつも思う小林です。

この言葉を心の糧に、本年も頑張ります!

 

 

 

本年が皆様にとって充実した一年となりますように、

心よりお祈りしております。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

「こんな職場で働いてみない? 」

そう、友人に声をかけてもらったのは、今年2月のこと。

 

今年は、あるボランティアの役員任期が4月半ばで終わる、ちょうど切り替えの年。

また、ボランティア活動を続けるには経済的なゆとりも必要と、考えていた矢先のことでした。

 

面接のために訪れた職場では、実に驚くことばかり!

誘ってくれた友人のほかにも、私生活でお世話になっている方々が働いていたのです。

人と人とのつながりにご縁を感じました。

 

ただ、私には3月・4月と出勤できる日が数日しかなかったのです。

“年度末や年度初めの大切な時期、しかもすぐにでも出勤できる人を探しているのだろうから、これでは断られてしまうな~”と、思っていました。

ところが、配属が決まった出版部では、上司たちが

「小林さんが安心して、安定した出勤ができるようになるまで、こちらで何とか頑張りましょう」と話し合ってくれていたのです。

 

友人からその話を聞いたとき、とてもビックリしました。

「代わりはいる」という言葉を、これまでたくさん聞いてきたからです。

“こんなふうに温かく見守ってくれる方たちのために、何かできることを頑張らないと”と思った出来事でした。

 

一日一歩「道経塾」名言集 Part4の中から、一節をご紹介します。

――大事なのは言葉じゃない、具体論で従業員を大切にすること。

そうすれば人が輝いて、会社に活力が生まれてくるんです。

会社が続いてくためには利益をあげることも大事。

でもそこに至るプロセスに「人への優しさ」が抜け落ちていたら、どんなに黒字であっても、

その会社は社会に役立っているとはいえないですよね――

(一般社団法人アソシア志友館理事長・柴田秋雄さんの言葉より)

             

 

『一日一歩「道経塾」

    名言集 Part4』

 

 

  

「道徳と経済の両輪があってこそ、人々の幸せは実現し、企業は永続発展の道を確かなものとできる」

という「道徳経済一体思想」を、この4月に初めて知り、とてもワクワクしました。

そのエッセンスを凝縮した1冊。おススメです!

 

●関連商品

 

 

『一日一歩「道経塾」名言集 Part1』

 

『一日一歩「道経塾」名言集 Part3』

 

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

ご近所の方が経営している喫茶店。

ここでは、月に1度「子ども食堂」が開かれ、私もスタッフとして参加しています。

 

市内で10ヶ所あるという「子ども食堂」。

食堂それぞれに、考え方やスタイルを持って、子供たちのためにできることを実行されているようです。

 

「喫茶店という環境を活かした“子ども食堂”にしよう。

喫茶店の仕事を体験してもらうことで、子供たちが活躍し、輝ける場所を提供できたら……」

そんな話を、オーナーとよくしています。

 

この食堂で、子供たちに体験してもらう仕事は、

店内と外の清掃、サラダ作り、

ドレッシングやジュースのオーダーをとり、食事と一緒に配膳するホール係など。

 

「掃除機、やってみたい人~!! 」「モップをかけたい人~!! 」と募集をかけると、

「はい! はーい! 」と、子供たちの元気な声と手があがります。

それぞれの仕事に大人がついて、やり方を教え、付き添って見守り

「片付けまでしてくれて、ありがとう! えらいね」と声をかけると、とても嬉しそう。

 

遊びタイムでは、大人が子供に教わることもあります。

「うわ~、こんな折り紙の折り方があるんだね! 教えてくれて、ありがとう」

すると

「ちゃんと折り方を覚えているか、次回はテストするからね」と、小さな先生。

とても可愛らしいです。

 

輝くのは、子供たちだけではありません。

喫茶店を営業中も、「先の子ども食堂」の企画を考えながらワクワクしているオーナー。

その企画のために、楽器演奏やジャグリングなど、腕を磨く方。

メニューに合わせて食材の一部を提供してくださる方。

「子ども食堂」に関心を持ち、問い合わせをくださる方も少なくありません。

それぞれに熱い想いを持った大人たちの人脈も広がっています。

 

 

勸山 弘さんの著書

 

『一隅を照らす』

 

から、一節をご紹介します。

――私どもが年を取り、最期の時に至って、

若い人たちや次の世代の人たちに、

見せるものがあるかどうか、

語るべきものがあるかどうか、

伝えるべきものがあるかどうか。

このうち一つでもあれば、私は立派だと思います。

それが「一隅を照らす」生き方につながります。

その人がいることで、

家庭が明るくなり、職場が楽しくなり、社会が住みよくなるとすれば、

それこそが「一隅を照らす国の宝」です。――

             

 

『一隅を照らす』

   

求道心、学ぶこと、与えることの大切さ、特に今日の慈眼施・アイバンク運動の意義を切々と語る。

 

これからも、子供も大人も、それぞれが

「一隅を照らす」存在なのだと、実感できる場所でありますように……。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

昨年、あるボランティア団体で役員をしていた頃。

そこで知り合った友達に、大好きなシンガーソングライターの話をよくしていました。

「ほら、ここの歌詞がいいんだよ~!

歌詞をつけてから作曲するスタイルのアーティストでね、

言葉を大切にしているって伝わってきてジーンとするの」と。

 

 

さて、当時、その団体はとても難しい案件を抱え、頻繁に役員会が開かれていました。

出席できない役員には私からメールで報告。

できるだけ要点をまとめ、伝え漏れもないように、言葉も選びながら……。

「伝えたいことは全部文章で書いたから、あとは読んでくれれば大丈夫」と思っていた私。

 

しかし、ある時、役員全体の意思疎通ができていなかったことがわかり、企画が突然ストップ。

私が送っていたメールは、受け取る側にとっては事務的で一方的だったのだと、その時はじめて気が付き、落ち込みました。

 

「メールは便利だけど、やはり目と目を合わせるコミュニケーションにはかなわない。

言葉をいくら選んでも、メールだけのやりとりには限界がある」

と、親しい友達にメールでつぶやいた私。

すると

「私は、あなたが言葉を大切にする人だって知ってるよ。

そんなあなたが、言葉に限界があるなんて言っちゃだめよ」と、返信が。

 

「言葉をいくら選んでも……」という私のいじけた気持ちを、見逃さずにいてくれた友達。

友達の言葉が、沈んだ心の奥深くまで浸透してきて、とても温かくなりました。

 

言葉に限界があるのではなく、心あってこその言葉……なのですね。

 

 

モラロジー研究所の玉井哲講師の著書

『心づかいQ&A 「今」を前向きに生きる』から、一節をご紹介します。

――人がいかなる状況の中でも強く生きることができるのは、

「自分の弱さを受けとめ、共有してくれる人」がいてこそである、と思うのです。

(中略)今求められているのは、一人ひとりの人生を大切に、

特に「弱さ」に寄り添って生きることのできる家庭や学校や社会をつくっていくことです。

私たちは、人間の弱さにまず共感し、お互いの存在を否定し合うことなく肯定し、

その出会っている「今」を共に前向きに生きる中で、

「人間は生かされている存在である」という真実の意味が現れてくることを体験していきたいものです――

             

 

『心づかいQ&A 

  「今」を前向きに生きる』

   

心を育てる月刊誌『ニューモラル』で好評連載中の「心づかいQ&A」から、24の人生相談を精選し加筆。「よりよい人生の歩み方」を考える1冊。

 

私の弱さを受けとめてくれた友達。

役員の任期が終わったけれど、ずっと繋がっていたい心の友です!!

 

関連商品のご紹介

「心づかいQ&A」は、心を育てる月刊誌『ニューモラル』で好評連載中です。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

地元の森の保全活動は月に1・2回程度、日曜日に行われます。

ここでの活動は、森の保全・生きもの調査・外周の清掃・農耕・周知活動などで、

基本の活動日だけではまかないきれません。

そこで、平日は先輩たちが各々で活動しています。

 

若い世代への期待や体力の不安から、早くバトンを渡したい先輩たち。

しかしながら、若い世代のメンバーが少ないことや平日の活動が難しいという問題があります。

 

 

『道経塾』No.111号

の「道経一体を志す」の中で、一般社団法人日本道経会の田原道夫会長は、

次のようなお話をされていました。

――通常は、繁栄とは売上高や利益、

あるいは社員数などの規模拡大のことであると考えられています。

(中略)そうではありません。繁栄とは規模拡大ではなく、

内容の充実であり質の向上である、と考えてみましょう。

その意味において繁栄と永続の両立は可能だと道経一体思想では考えます――

 

   

『道経塾』No.111   

(平成29年11月発行)

今月の特集

ビジネスモデルを磨く

――企業が極めるべき

個性とは何か

 

私なりに、この森の保全活動に当てはめて考えてみました。

「繁栄」とは、意義のある活動が活発に行われていること。

「永続」とは、人材の確保と世代交代。

いろいろと、頭がグルグルしてきました~。

 

『道経塾』は、経営者でなくても面白いです!

 

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 こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

夏の夜のお化け屋敷。

 

チケット売り場のスタッフから

「本当に入るんですか? 怖いですよ~」

と声をかけられ、不安そうな息子。

 

 

“よ~し! 人生初のお化け屋敷、私が守ってあげなきゃ!”

 

2人で深呼吸をしてからギュッと手を握り合い、扉を開けました。

 

あれ……?

2人で横に並んで歩いていこうと思っていたのに、

1人しか歩けない道幅の真っ暗い通路が、奥へと続いています。

 

「あなたの後ろについていてあげるから、大丈夫!」

私は息子の後ろに回り、小さな肩に手を置いて歩き始めました。 

 

 

「あともう少しで出口だよ! 」

励ますつもりの声かけだったのですが、

逆に、それまで気丈に頑張っていた息子の気力を失わせてしまいました。

 

「まだ続くの……。ぼく、もう、やだよ」

突然、涙ぐむ息子。

 

そこで、ようやく気が付きました。

息子の肩をがっしりとつかみ、千鳥足にさせていた私の手。

息子を守るつもりで、実は盾にしていた自分に。

 

 

『れいろう』平成29年11月号

幼児教室コペルの大坪信之代表は

「お母さん、幸せですか?――子供の生きる力の育て方」

として、次のようにお話をされていました。

 

――サポートとは「過保護」で、子供が望んでいることをやってあげすぎること。

ヘルプとは「過干渉」で、子供が望んでもいないことをやりすぎること。

過保護は、悪い育児の代名詞のようにいわれることもありますが、

子供は、自分が望んでいることがしっかり受け止められると、

満ち足りて自立が早まるのです。

欲求が長びき、自立が遅れるように思われる方も多いでしょうが、

過保護のほうがかえって自立が早いのです。

一方の過干渉は(中略)、子供の生きる力を奪い、

自立の芽をつみとる行為です――

 

 

『れいろう』 平成2911月号

 

今月の特集

母からの贈り物

――きらめく人生の心得

   

こんなふうに、子供の思いに気が付かずに

良かれと思ってしていることって、

実に多いのだろうな……。反省。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

保全活動で通う森。

入り口を下ると、低地には草地や田畑。

奥には古民家もあり、情緒ある里山の風景が広がります。

 

放っておけば、やがては人が立ち入ることも難しくなる森林。

先人たちは、刈り取った草や落ち葉を集めて田畑の肥料とし、

薪を拾って燃料にするなど、

森林を手入れし、生活のために活用してきました。

保全活動では、そうした先人たちの知恵を学ばせてもらっています。

 

「ここでは、里山文化をとても大切にしているんですね」

 

すると先輩は

「人が手を加えている森林だからこそ、

“里山の生きものたち”が定着し、豊かな生態系を作っているのです。

ぼくの考えに過ぎませんが、この保全活動で一番大事なことは、豊かな生態系を守っていくこと。

つまり、生物多様性だと思うのです」

 

友人に勧められ、子供のためにと家族で通い始めた保全活動が、

こんなスケールの大きいことにつながっていたなんて……。

お話を聞いて感心する一方で、漠然とした不安を感じてしまいました。

いつか私も先輩のような大志を抱けるようになるのだろうかと。

 

 

『ニューモラル』No.579 平成29年11月号

の「心づかいQ&A」では、

里山自然公園を守るNPO法人で活動されている方から、

会長職を引き受けるべきかというご相談が寄せられています。

次に紹介するのは、モラロジー研究所の玉井哲講師による回答の一節です。

 

――人間というものは、いくつになっても成長する

ものであり、意義ある人生を送りたいという意欲が

なくならない限り、問題に直面しては悩むものです。

しかし、それを乗り越えるたびに心地よい緊張感と

充実感を味わうことも事実です――

             

  

『ニューモラル』No.579

平成2911月号

テーマ

「働く喜び」を味わう

 

 

意義ある人生を送りたいという意欲が

なくならない限り、人は悩むもの……

 

この言葉に、私自身も救われる思いがしました。

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

保全活動で通う森。

ここは、歴史的な文化も残されています。

 

例えば、明治中期に建てられたという納屋。

この土地の言葉で整理整頓することを「まてる」と言うことから、

農具などを「まてる場」として、「まて屋」と呼ばれています。

 

ここでどんな人々が、どんな生活をしていたんだろう……。

 

そんなことを知人に話したら

「ぼくは昭和30年代の日本が好きでね、その頃の日本を写した写真集を集めていたんだ。

明治時代に外国人が撮影した日本の写真集も持っているよ。

白黒写真に後から色をつけたものだけど、面白いから見せてあげようか」と。

 

見せてもらった写真集は、明治から昭和40年頃までのもの十数冊。

写真から伝わってくるものがあったり、

解説文や編集後記を読んで、さらに大きくうなずいたり……。

 

 

知の巨人・渡部昇一先生と麗澤大学の中山理学長の師弟対談

『読書こそが人生をひらく――「少」にして学び、「壮」にして学ぶ』では、

明治12年に文部省の事業として編纂に着手され、

明治40年に完成した『古事類苑』(日本最大の百科史料事典)の成立事情について、

次のように書かれていました。

 

――あの時代の背景として、

日本の伝統的な文化の全体像を国内外に伝えたいという熱い想いがあったからだと思われます。

明治政府は近代国家建設に向けて、

西洋の近代文明・文化を急速かつ積極的に取り入れてきたわけですが、

このままの性急な政策を続けていれば、

国全体が混乱してしまいかねないという危機感があったようです。

でいうグローバル化の波に呑まれる中で、

日本国の原点を明らかにする必要に迫られたのではないでしょうか――

 

『読書こそが人生をひらく

――「少」にして学び、 

「壮」にして学ぶ』

二人の碩学が、生涯にわたって読書を行い、学び続けることの大切さを説きます。

先生方の「本への愛情」がギッシリこもっている1冊。おススメです!

 

その時代、その時代の姿を記録した書籍類は感慨深く、時が経つほど価値が増しますね。

写真集の収集、素敵な趣味だな~と思いました。

  

●関連商品のご紹介

   

『運命を開く

   易経の知恵』

 

『荘子に学ぶ

明鏡止水のこころ』

 

『人間力を伸ばす

  珠玉の言葉 

    箴は鍼なり』

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

先日、古農具の「足踏み式脱穀機」と「唐箕(とうみ)」を使い、稲の脱穀をしました。

 

「足踏み式脱穀機」は、稲束からモミをこそぎ落とすための農具。

中央のローラーには無数の金具がついていて、ぺダルを踏むことでローラーが回転。

そこへ稲穂をかざすと、モミがバンバン飛び出します。

 

「唐箕」は、脱穀したモミとゴミを選別するための農具。

ハンドルを時計回りに回すと羽が回転し風が起こります。

この風力を利用して、実の詰まった重いモミはそのまま落下し手前のスロープへ。

粒の小さなモミは、少し風に飛ばされ奥のスロープへ。

藁くずなどの軽いゴミは、前方から外へ吹き飛ばされます。

 

けっこう手足が疲れます……。

「昔は大変だったんですね~」と、初心者の私。

 

すると先輩は

「これでも、進化してきたんですよ。

脱穀は、竹の棒をつなぎ合わせたような道具を使って手でしごき取っていた時代もあるんですから。

その後、“千歯こき”、そして“足踏み式脱穀機”が登場したのです。

モミを選別するのだって、唐から“唐箕”が入って

くる前は、プ~っと口から息を吹き

かけてゴミを飛ばしていたんですよ」と。

 

 

生方徹夫さんの著書

『国民の祝日と日本の文化』から、

一節をご紹介します。

――国民の祝日の意義を忘れがちな現代ですが、

日本の伝統文化を見つめなおすことで、これからを

生きていく私たち日本人がどういう方向に進んで

いくかを考える契機としたいものです。

創造は、すべてを捨て去ったゼロの地点から出発

するものではなく、伝統をふまえた新しい再生、

蘇りでなければならないのですから――

             

『国民の祝日と日本の文化』

祝日をはじめとする四季折々のならわしをとおして、先人が積み上げてきた習慣や日本の伝統文化を考える一冊

  

機械化などにより姿を消した古農具たちですが、

先人たちの知恵はここにも詰まっています!

 

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