2017年12月

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

「こんな職場で働いてみない? 」

そう、友人に声をかけてもらったのは、今年2月のこと。

 

今年は、あるボランティアの役員任期が4月半ばで終わる、ちょうど切り替えの年。

また、ボランティア活動を続けるには経済的なゆとりも必要と、考えていた矢先のことでした。

 

面接のために訪れた職場では、実に驚くことばかり!

誘ってくれた友人のほかにも、私生活でお世話になっている方々が働いていたのです。

人と人とのつながりにご縁を感じました。

 

ただ、私には3月・4月と出勤できる日が数日しかなかったのです。

“年度末や年度初めの大切な時期、しかもすぐにでも出勤できる人を探しているのだろうから、これでは断られてしまうな~”と、思っていました。

ところが、配属が決まった出版部では、上司たちが

「小林さんが安心して、安定した出勤ができるようになるまで、こちらで何とか頑張りましょう」と話し合ってくれていたのです。

 

友人からその話を聞いたとき、とてもビックリしました。

「代わりはいる」という言葉を、これまでたくさん聞いてきたからです。

“こんなふうに温かく見守ってくれる方たちのために、何かできることを頑張らないと”と思った出来事でした。

 

一日一歩「道経塾」名言集 Part4の中から、一節をご紹介します。

――大事なのは言葉じゃない、具体論で従業員を大切にすること。

そうすれば人が輝いて、会社に活力が生まれてくるんです。

会社が続いてくためには利益をあげることも大事。

でもそこに至るプロセスに「人への優しさ」が抜け落ちていたら、どんなに黒字であっても、

その会社は社会に役立っているとはいえないですよね――

(一般社団法人アソシア志友館理事長・柴田秋雄さんの言葉より)

             

 

『一日一歩「道経塾」

    名言集 Part4』

 

 

  

「道徳と経済の両輪があってこそ、人々の幸せは実現し、企業は永続発展の道を確かなものとできる」

という「道徳経済一体思想」を、この4月に初めて知り、とてもワクワクしました。

そのエッセンスを凝縮した1冊。おススメです!

 

●関連商品

 

 

『一日一歩「道経塾」名言集 Part1』

 

『一日一歩「道経塾」名言集 Part3』

 

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

ご近所の方が経営している喫茶店。

ここでは、月に1度「子ども食堂」が開かれ、私もスタッフとして参加しています。

 

市内で10ヶ所あるという「子ども食堂」。

食堂それぞれに、考え方やスタイルを持って、子供たちのためにできることを実行されているようです。

 

「喫茶店という環境を活かした“子ども食堂”にしよう。

喫茶店の仕事を体験してもらうことで、子供たちが活躍し、輝ける場所を提供できたら……」

そんな話を、オーナーとよくしています。

 

この食堂で、子供たちに体験してもらう仕事は、

店内と外の清掃、サラダ作り、

ドレッシングやジュースのオーダーをとり、食事と一緒に配膳するホール係など。

 

「掃除機、やってみたい人~!! 」「モップをかけたい人~!! 」と募集をかけると、

「はい! はーい! 」と、子供たちの元気な声と手があがります。

それぞれの仕事に大人がついて、やり方を教え、付き添って見守り

「片付けまでしてくれて、ありがとう! えらいね」と声をかけると、とても嬉しそう。

 

遊びタイムでは、大人が子供に教わることもあります。

「うわ~、こんな折り紙の折り方があるんだね! 教えてくれて、ありがとう」

すると

「ちゃんと折り方を覚えているか、次回はテストするからね」と、小さな先生。

とても可愛らしいです。

 

輝くのは、子供たちだけではありません。

喫茶店を営業中も、「先の子ども食堂」の企画を考えながらワクワクしているオーナー。

その企画のために、楽器演奏やジャグリングなど、腕を磨く方。

メニューに合わせて食材の一部を提供してくださる方。

「子ども食堂」に関心を持ち、問い合わせをくださる方も少なくありません。

それぞれに熱い想いを持った大人たちの人脈も広がっています。

 

 

勸山 弘さんの著書

 

『一隅を照らす』

 

から、一節をご紹介します。

――私どもが年を取り、最期の時に至って、

若い人たちや次の世代の人たちに、

見せるものがあるかどうか、

語るべきものがあるかどうか、

伝えるべきものがあるかどうか。

このうち一つでもあれば、私は立派だと思います。

それが「一隅を照らす」生き方につながります。

その人がいることで、

家庭が明るくなり、職場が楽しくなり、社会が住みよくなるとすれば、

それこそが「一隅を照らす国の宝」です。――

             

 

『一隅を照らす』

   

求道心、学ぶこと、与えることの大切さ、特に今日の慈眼施・アイバンク運動の意義を切々と語る。

 

これからも、子供も大人も、それぞれが

「一隅を照らす」存在なのだと、実感できる場所でありますように……。

 

 

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こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。

 

 

昨年、あるボランティア団体で役員をしていた頃。

そこで知り合った友達に、大好きなシンガーソングライターの話をよくしていました。

「ほら、ここの歌詞がいいんだよ~!

歌詞をつけてから作曲するスタイルのアーティストでね、

言葉を大切にしているって伝わってきてジーンとするの」と。

 

 

さて、当時、その団体はとても難しい案件を抱え、頻繁に役員会が開かれていました。

出席できない役員には私からメールで報告。

できるだけ要点をまとめ、伝え漏れもないように、言葉も選びながら……。

「伝えたいことは全部文章で書いたから、あとは読んでくれれば大丈夫」と思っていた私。

 

しかし、ある時、役員全体の意思疎通ができていなかったことがわかり、企画が突然ストップ。

私が送っていたメールは、受け取る側にとっては事務的で一方的だったのだと、その時はじめて気が付き、落ち込みました。

 

「メールは便利だけど、やはり目と目を合わせるコミュニケーションにはかなわない。

言葉をいくら選んでも、メールだけのやりとりには限界がある」

と、親しい友達にメールでつぶやいた私。

すると

「私は、あなたが言葉を大切にする人だって知ってるよ。

そんなあなたが、言葉に限界があるなんて言っちゃだめよ」と、返信が。

 

「言葉をいくら選んでも……」という私のいじけた気持ちを、見逃さずにいてくれた友達。

友達の言葉が、沈んだ心の奥深くまで浸透してきて、とても温かくなりました。

 

言葉に限界があるのではなく、心あってこその言葉……なのですね。

 

 

モラロジー研究所の玉井哲講師の著書

『心づかいQ&A 「今」を前向きに生きる』から、一節をご紹介します。

――人がいかなる状況の中でも強く生きることができるのは、

「自分の弱さを受けとめ、共有してくれる人」がいてこそである、と思うのです。

(中略)今求められているのは、一人ひとりの人生を大切に、

特に「弱さ」に寄り添って生きることのできる家庭や学校や社会をつくっていくことです。

私たちは、人間の弱さにまず共感し、お互いの存在を否定し合うことなく肯定し、

その出会っている「今」を共に前向きに生きる中で、

「人間は生かされている存在である」という真実の意味が現れてくることを体験していきたいものです――

             

 

『心づかいQ&A 

  「今」を前向きに生きる』

   

心を育てる月刊誌『ニューモラル』で好評連載中の「心づかいQ&A」から、24の人生相談を精選し加筆。「よりよい人生の歩み方」を考える1冊。

 

私の弱さを受けとめてくれた友達。

役員の任期が終わったけれど、ずっと繋がっていたい心の友です!!

 

関連商品のご紹介

「心づかいQ&A」は、心を育てる月刊誌『ニューモラル』で好評連載中です。

 

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