2015年12月

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こんにちは!
オンラインショップ担当の益田です。
出版部日記の年内の更新は、本日が最後となります。

今回は前回の続きで、編集作業のご紹介をいたします。

出版部内で、原稿の確認が終わり、レイアウト会社へ原稿を送り(出稿といいます)、
イラストや写真が揃って、レイアウトが完成すると、ためし刷りの「ゲラ」が送られてきます。

出稿した原稿と間違いがないか。また、新たに修正したほうがいい箇所はないか、
今度は課内で確認を行い、修正がある場合は、レイアウト会社に修正の指示をお送りし、
新たなゲラを送ってもらいます。

最初に送られてきたゲラを「初校」、2回目を「再校」
三回目以降は「三校」、「四校」と続きます。

修正の指示には、特殊な校正記号を使いますが、また今度ご紹介しますね。

ゲラが出来上がってから、著者の方にご確認いただく「著者校閲」、
色の調整をする「色校正」など、沢山の過程を経て、
印刷の行程に移す「下版」となります。

沢山の人の目を通して、何度も確認の作業を行い、
実際に印刷された書籍になるのです。

常に編集各課では、原稿の作成から、この一連の編集作業を、
締め切りに向けて力を合わせて取り組んでいます。

皆さんに素敵な読書の時間を過ごしていただけるように……。

今年も1年、ありがとうございました。
残り一週間ちょっとですが、体調に留意され、素敵な年末と良いお年をお迎えくださいませ。


今回の写真は、色校正のためのためし刷り冊子に押された
「初校」と「再校」のスタンプです。
こんにちは!オンラインショップ担当の益田です。
鍋料理のおいしい季節になりました。
みなさまは何鍋がお好きですか?私はすき焼きです。

今年の出版部日記更新もいよいよ今日と来週でおしまいになります。
今日は、書籍、定期刊行物ができるまでの編集・校正の過程をご紹介します。

まず、編集と校正の違いについて少しご説明します。
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編集とは……
一定の志向性をもって情報を収集、整理、構成し、一定の形態にまとめあげる過程。

校正とは……
本印刷の前に仮刷りを行い、原稿の内容と照らし合わせて、誤植や体裁上の不備を直す。
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最初に原稿の編集を進めて、そのあと校正を行うという順番になります。

まずは担当者が最初に掲載文字数、内容のチェック、掲載内容に間違いがないか、
事実確認のチェックを行います。

その後、担当する課内で原稿を回し、「校閲」を行います。
校閲とは、徹底的に文章を読み、誤字や内容の矛盾などのさまざまな間違いを探す「素読み」、
それをさらに掘り下げ、実際に原稿に書かれていることが正しいのかを調べて確認する
「事実確認」の作業があります。

課内全員、そして主幹、部長の目を通ってから
レイアウト会社へ原稿を送り、ページ作成をしてもらいます。

出版部の中を原稿が回る際には、画像の「付箋」をつけます。
担当者から出発し、部長まで。今回の画像は「れいろう」担当の1課の付箋です。
(画像は小さいですが、実際はA4の大きさです)



レイアウト編集をしてもらった後は、ためし刷りの「ゲラ」が出来上がるのですが、
ゲラができてからの行程は、また次回にご紹介します。

夜は寒いです。暖かくしてお休みください。
こんにちは!オンラインショップ担当の益田です。

柏の朝は寒かったです・・・
窓から差し込む朝日が力強かったので、暖かいのでは…と、
期待して玄関を開けて2秒で裏切られました。

ここ最近の寒さで、出版部では風邪気味の人が一気に増えました。
私は一通り風邪の症状が出て、今は落ち着いていますが。
(私が周りにうつしたわけではないと思います…)

今の時期に出版部で役立つ風邪予防3種の神器が大活躍です。

マスク、消毒スプレー、そして、加湿器。
広い部屋なので、加湿器の威力が届くところ、届かないところがありますが、
あるのとないのとは大違い(と思いたいです)。

私のデスクは、出版部備え付けの加湿器の威力が届かないところですので、
USB加湿器を今年初めて買ってみました。
結構な威力で、のどと鼻に効きそうな気がします。



この蒸気、お分かりいただけますでしょうか。

出版部のみんなに加湿器の威力が届きますように…

皆様も、年末なにかとお忙しいと思います。
風邪を引かないように、お気をつけください。
みなさんこんにちは。
いよいよ12月ですね。
寒さに耐えられず、昨日は思わず暖房の設定温度を30℃にしてしまった益田です。

今日、職場では今年一番の笑顔でにやにやしている千葉さん。
(プライベートは存じ上げませんので、あくまで職場で)
何事かと思い、ちょっと聞いてみました。

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益:千葉さん、何が起こったのですか??

千:8月に取材をさせていただいた方が、大量の焼き海苔を送ってくださったんです。
  取材の中の雑談で、私が「大の海苔好きです」と、
話したことを覚えてくださっていたようです。

益:すてき!! 海苔をいただいた心境を教えてください!!

千:私も今後、誰かのちょっとした話を覚えておいて、
適宜、お礼ができる人間になりたいと思いました。

益:なるほど、ありがとうございます。
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読者の皆様からの励ましのお手紙にも支えられますが、
取材で知り合った方々とのつながりも編集者の支えになるようです。



皆様の温かいお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいの出版部より、
うれしい速報をお伝えいたしました。