「短所」が「長所」に見えてくる

玄関に飾られた花を見るときの心は、人によって異なります。

出入りするのに邪魔だと思う人、
ただそこに花があるだけだと考える人、
美しいと感じる人、
ありがたいものとして見る人、
花を飾った人の優しい心を感じる人……。

中には、花があることにすら気づかない人もいることでしょう。
花は、あるがままに咲いています。それに対して人がさまざまな見方をし、花の価値を決めているのです。

人が他人を見るときにも、同じことがいえます。
見方や考え方を変えてみると、
「しつこい人」は「とても熱心」、
「頑固な人」は「意志の強い人」、
「おせっかい」は「親切な人」
というように、短所だと思われることも長所に見えてくるのではないでしょうか。
日々、出会う人や物事に対しても、努めてそのよい面を見ることを習慣づけ、感謝しつつ、心穏やかに毎日を過ごしたいものです。  
                       
(出典:ニューモラル 心を育てる言葉366日)