新刊完成までの秘話

こんにちは。オンラインショップ担当の益田です。

昨日、単行本の新刊が発売されました!!
『ニューモラル』『れいろう』『道経塾』をはじめとする出版物の根底にある学問、
総合人間学モラロジー(道徳科学)を創建した、
廣池千九郎(ひろいけ ちくろう 法学博士、1866―1938)の伝記です。


※表紙画像クリックで商品ページをご覧いただけます。

できたてほやほやのフレッシュな『生涯教育の先駆者 廣池千九郎物語』。
新聞にも広告を掲載しましたので、昨日からこのサイトはもちろん、
お電話・FAX・書店経由等、さまざまな方法でご注文をいただいており、
発送室は梱包・送り出しの作業で大忙しです☆
(先週更新分「出版部のプチ自慢」をご覧ください)

この編集に当たったのが、出版部で編集歴最年長の横山主幹をはじめとする
出版部の単行本部隊(益田が勝手に命名しました)。

表紙のデザインや、表紙にかける帯の打ち合わせが
ちょうど益田の背後でなされていましたので、
実はその話が聞こえてくるたびにワクワク、楽しみにしていました。

今回は、伝記編集三銃士の横山主幹、外池幹事、忍足課長に聞いてみました。

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益: 忍足課長、編集中に表紙デザインのお話がちらちら聞こえてきていたのですが、
    ちょっとここは大変だったなぁ、というところはありますか?

忍: クリーム(渋)で落ち着いた表紙の背景カラーだけど、
    当初青や緑も考えられていたんだよね。
    そうすると、表紙に配置する肖像や文字とのバランスが難しくて…

益: なるほど(メモ)

忍: 文字の配置(縦書き、横書き)、肖像を絵にするか、写真にするか…
    いろいろ検討を重ねて、結局、最終締め切りギリギリで今の形になったんだよね。

益: なるほどなるほど…(メモ)ありがとうございます。
    横山主幹、外池幹事、今回はジュニア版ということですが、使う漢字の選び方は
    なにか基準があるんですか?

外: 小学校高学年以上の人ならストレス無く読めるようになっているかなぁ。

横: ルビ(ふり仮名)も多く入れてるしね。ジュニア版だけど大人でも読み応えがある
内容ですよ。

益: なるほど…(メモ)

横: 内容は詰まっているけれど、文字は大きいし、挿絵も入っていて、誰にでも読みやすく、
    誰が読んでも分かりやすいようになっているんだよね。

忍: 言葉遣いも、たとえば「走馬灯」を、「浮かんでは消え」に変えたりとか…

外: モラロジーの専門用語も使っていないですしね。

益: ふむふむ(メモ)ありがとうございます
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今回は、二つの質問をしただけで、
あとは益田のせりふは「なるほど」と、「ふむふむ(心の声)」のみでした。
それだけ、この本にかける編集者の熱い思いが、ひしひしと伝わってきました!!

皆様もこの力作、ぜひご一読ください!!
(モラロジーブックメイツの配本には含まれません)