編集作業のご紹介②

こんにちは!
オンラインショップ担当の益田です。
出版部日記の年内の更新は、本日が最後となります。

今回は前回の続きで、編集作業のご紹介をいたします。

出版部内で、原稿の確認が終わり、レイアウト会社へ原稿を送り(出稿といいます)、
イラストや写真が揃って、レイアウトが完成すると、ためし刷りの「ゲラ」が送られてきます。

出稿した原稿と間違いがないか。また、新たに修正したほうがいい箇所はないか、
今度は課内で確認を行い、修正がある場合は、レイアウト会社に修正の指示をお送りし、
新たなゲラを送ってもらいます。

最初に送られてきたゲラを「初校」、2回目を「再校」
三回目以降は「三校」、「四校」と続きます。

修正の指示には、特殊な校正記号を使いますが、また今度ご紹介しますね。

ゲラが出来上がってから、著者の方にご確認いただく「著者校閲」、
色の調整をする「色校正」など、沢山の過程を経て、
印刷の行程に移す「下版」となります。

沢山の人の目を通して、何度も確認の作業を行い、
実際に印刷された書籍になるのです。

常に編集各課では、原稿の作成から、この一連の編集作業を、
締め切りに向けて力を合わせて取り組んでいます。

皆さんに素敵な読書の時間を過ごしていただけるように……。

今年も1年、ありがとうございました。
残り一週間ちょっとですが、体調に留意され、素敵な年末と良いお年をお迎えくださいませ。


今回の写真は、色校正のためのためし刷り冊子に押された
「初校」と「再校」のスタンプです。