コラム
自立と連帯
2018年02月21日
こんにちは。オンラインショップ担当の小林です。
プライベートで所属しているボランティア団体。
私の両親よりも少し年上の先輩たちが活躍しています。
「若い人の意見も取り入れていきたい」と声がかかり、昨年の4月から役員に加わりました。
若い世代が入ったことで、さらに活動の内容を充実させようと意欲的な先輩たち。
しかし私は、活動量に見合う人数が足りていないように感じ、内容量より“活動する人”に目を向けることも必要だと考えていました。
こうした自分の考えを、先輩たちに上手に伝えることができず、
役員会のたびに、不安や自信のなさが大きくなっていきました。
ようやく自分の意見を言うことができたのは、10回目の役員会でのこと。
後日いただいた議事録には、
つい感情的になってしまった部分をそのまま残すことなく、私の発言の要点が箇条書きでまとめてありました。
その議事録から、優しい心遣いと、“ちゃんと伝わっている。受け止めてくださっている”という安堵感をいただきました。
そして、箇条書きの最後には次のようなことが書かれていました。
“個々人のボランティアとしての自由さをあくまでも基本として、その絆を結ぶのが組織である”と。
事務局長にお会いした際、感謝の気持ちをお伝えしたところ
「あの内容で大丈夫だったようで、良かった。
どうしても人によって解釈が違ってくるものですから、“小林さんは、こんなことを言っていたんじゃないか”と、書記や会長も交えて皆で考えたんですよ」と。
その言葉を聞いて、とても感動しました!
私は会から大事にされているんだと実感できたからです。
これが“組織の絆を結ぶ”ということなんですね……。
大町 正さんの著書『感動が子どもを育てる』から、一節をご紹介します。
――「自立」は「連帯」を誘い、
またその逆に「連帯」は「自立」をうながすといった相呼ぶ関係にある――
『感動が子どもを育てる』 教育の大地 ――それは「信頼」である。 教育問題・児童文化の研究者であり、35年の教師生活を送った著者が、心と心のふれあう感動によって育つ子どもとの信頼関係を説く |
先輩たちから見れば、私は子どもの世代。
先輩たちからの信頼の中、日々、育ててもらっていることをありがたく思います。
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