皇室に学ぶ徳育

皇室に学ぶ徳育

販売価格: 2,052円(税込)

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日本人の徳育の来歴を、確実な資料を基づいて解き明かす 

明治天皇は、近代化に伴う日本の混迷を憂慮し、「教育勅語」という指針を示された。

“人として踏み行うべき道”を求め、みずから実践に努めてこられた皇室の姿を描き出す。

所 功 著

344頁 A5判 ISBN: 978-4-89639-214-2

 

 

【主な内容】

まえがき ―― 日本人の道徳力 ――

  • ”おもてなし”の心がけ
  • 身勝手から献身的まで
  • お陰さま・お互いさま
  • 皇室に学ぶ「修徳」

第一章  「弗蘭克林十二徳」と元田永孚

 はじめに ― 珍しい資料 ―

  • フランクリンの『自伝』と「十二徳」   
  • 元田永孚と「弗蘭克林十二徳」
  • 元田の「十二徳自註手録」と漢詩
  • 昭憲皇后による二種類の御歌

第二章  「教育勅語」誕生の経緯と特徴   

 はじめに ― 日韓の実力 ―

  • 明治初年の教育政策と実情   
  • 明治天皇の聖旨と徳育論議 
  • 「教育勅語」起草と修正の苦心
  • 「教育勅語」の基本的な特徴

 むすび ― 内外への普及 ―

第三章  明治天皇と「教育勅語」   

 はじめに ― 一隅を照らす ―

  • 明治天皇と近代化に伴う改暦   
  • 「明治節」の誕生と名称変更
  • 「日本国憲法」下の「国民の祝日」
  • 米国人の書いた明治天皇の御伝記
  • 明治天皇の御修養
  • 明治天皇の全国ご巡幸
  • 明治前半の教育的混迷
  • 「教育勅語」の中村案と井上案
  • 「教育勅語」の新たな活用

 第四章  杉浦重剛の「教育勅語」御進講   

 はじめに ― ユニークな解説書 ―

  • 杉浦重剛の略歴と「理学宗」  
  • 東宮御学問所と「倫理」の大綱
  • 東宮御所学問所と「倫理」の大綱
  • 「教育勅語」御進講の概要
  • 七年間の「倫理」御進講項目
  • 初年度御進講の「序説」

 むすび ― 「倫理」の実践躬行

第五章  西村茂樹の道徳的皇室論  

 はじめに ― 憲法第一章は「天皇」 

  • 学習指導要領の示す「天皇の地位」   
  • 西村茂樹博士の事績 
  • 西村茂樹博士の事績
  • 西村の皇室観・皇室論
  • 戦後教育のあり方

第六章  廣池千九郎の“万世一系”最高道徳論

  

  • 皇室・天皇の史的研究   
  • 天祖神話の道徳的解釈
  • 穂積陳重博士との親交
  • 教育勅語と杉浦重剛翁
  • 歴代天皇を貫く御聖徳
  • 今上天皇に見る御聖徳

 むすびに代えて

第七章  歴代の天皇と現代の皇室   

 はじめに ― 日本の君主制度Q&A ―

  • 象徴天皇は立憲君主   
  • 天皇の三種類の御仕事
  • 日本国家の成立段階
  • 天照大神と女帝容認
  • 神道(神事)優先の皇室
  • 陵墓は今も祭祀の対象
  • 明治天皇の偉大な役割
  • 大正天皇と貞明皇后
  • 昭和天皇の多大な治績
  • 今上天皇の決意と実績
  • 皇太子・同妃のお立場
  • 皇室典範の問題点

第八章  昭和天皇の理想と事績   

  • 「みどりの日」から「昭和の日」に   
  • 「昭和」年号に込められた理想
  • 即位礼における勅語の意義
  • 二十一世紀の初めにご誕生
  • 学習院初等科生の迪宮裕仁親王
  • 東宮御学問所における歴史と倫理
  • 摂政五年を経て御即位
  • 終戦の御聖断と「新日本建設の詔書」
  • 宮中祭祀と全国行幸

第九章  今上陛下の具現される最高道徳   

 はじめに ― モラルサイエンス国際会議から ―

  • ヴァイニング夫人が見た少年皇太子   
  • 将来天皇となるための御修徳
  • 御即位前後からの御事績

 むすび ― 最高道徳のお手本 ―

第十章  今上陛下の戦没者慰霊  

 はじめに ― 今上天皇の「おことば」 

  • 昭和二十年の天長節   
  • 「新日本建設」へのご決意
  • 激戦地沖縄への格別な慰霊
  • 小笠原・サイパンも慰霊

 むすび ― 「全国戦没者」の慰霊 ― 

第十一章  両陛下こそ心の拠り所   

 はじめに ― 「両陛下の祈り」 ― 

  • 今上陛下の初心・原点   
  • 愛と犠牲の不可分性
  • 大震災に即刻対処
  • 万一への知恵と心構え
  • 関東大震災へのご対応
  • 七週連続の被災地ご訪問 

第十二章  象徴天皇の「まつりごと」   

 はじめに ― 歴史の余慶 ―

  • 象徴天皇は世襲の元首   
  • 皇室の伝統と皇室典範
  • 象徴天皇の国事行為と公的行為
  • 宮中の祭祀と儀式の場所
  • 宮内庁「一ヶ月ルール」の背景
  • 十二月十五日の「賢所御神楽の儀」
  • 夜中に合計四時間の新嘗祭

 むすび ― 皇室に学ぶ ― 

付章  「教育勅語」関係資料(抄)   

  • 太政官「学制」布告文   
  • 元田永孚起草「教学聖旨」 等

あとがき ― 本書の成り立ち ―

 

<著者略歴>

所 功(ところ いさお)

昭和16年(1941)12月、岐阜県生まれ。41年、名古屋大学大学院修士課程修了。皇學館大学助教授、文部省教科書調査官など経て、56年から京都産業大学教授(教養部→法学部・日本文化研究所)。モラロジー研究所道徳科学研究センター客員教授、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授。法学博士(慶応義塾大学、日本法制史)。 著者:『平安朝儀式書成立史の研究』『宮廷儀式書成立史の再検討』(国書刊行会)、『皇室の伝統と日本文化』『国旗・国歌と日本の教育』『歴代天皇の実像』(モラロジー研究所)、『年号の歴史』(雄山閣出版)、『国旗・国歌の常識』(東京堂出版)、『皇位継承』(共著、文春新書)、『天皇の人生儀礼』(小学館文庫)、『伊勢神宮』(講談社学術文庫)、『京都の三大祭』(角川選書)、『菅原道真の実像』(臨川書店)、『三善清行』(吉川弘文館)、『靖国の祈り遥かに』(神社新報社)『「国民の祝日」の由来がわかる小事典』『皇位継承のあり方』(PHP新書)、『天皇の「まつりごと」』(NHK出版 生活人新書)、『皇室事典』(共編著、角川学芸出版)等。

 

 

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