人はなぜ勉強するのか―千秋の人 吉田松陰
販売価格: 1,100円(税込)
重量: 260g
「人はなぜ勉強するのか」
この基本的な命題に対して、著者は吉田松陰のひたむきな勉学の姿と、その大きな志を通して
“活きた学問・勉学”のあり方と重要性を提言する。
これからの人生をデザインしていく学生・生徒に語りかけるやさしくも味わい深い文章。
「松陰入門」にも、「勉強入門」にも最適の1冊。
岩橋文吉著
168頁 B6変型判 ISBN: 978-4-89639-105-3
【主な内容】
第一章 人生をデザインする
- どんな夢を持っていますか
- 自分探し――私の持ち味・卓越性
- 集団の中の自分―――社会性の発達
- 話し合いと役割取得――自己訓練
- 立志――人生をデザインする
- 人生設計――生涯学習の基本的課題
- 隣人愛――生涯学習の活力
- 天与の自分探し――生涯学習の醍醐味
第二章 維新日本の先駆け
- 千秋の人 吉田松陰
- 松陰門下の奇才 天野清三郎
第三章 吉田松陰の志と勉学志の原点
- 志の原点――家業を継ぐ
- 素晴らしく大きな夢――千秋の人
- 獄中読書に燃える志――勉学の喜び
- 幼くして吉田家を継ぐ――兵学の家
- 進路の方向付け――人生設計
- 一族門人総がかり――人を育てる体制
- 志の成長――奮闘的欲求
- われ一人曰く――主体性の自覚
- 学問の志――人生の正道
- 一骨折れ申すべし――奮闘的生涯
- 志を貫く――誠心の限りを尽くす
- 出奔事件と第二回江戸遊学
- アメリカ軍艦来航と下田踏海
- 獄中の勉強会―生きる限り学ぶ
- 天性の自覚――人を育てる松下村塾
- 家族の愛情と尊敬
- 幽室の読書会―篤学の家風
- 身分差別のない松下村塾
- 天性を尊重する――純金の純度
- 人間味と心の温かさ――敬愛協同
- 気迫とおだやかさ――大勇気
- 人生の学――修身・平天下の道
- 名利の学を否定する
- 世の評判に流されず
- 欲を薄くする
- 見せびらかしとおもねりを戒める
- 実学的態度を重んずる
- 万民を案ずる俊傑の学
- 道徳の基本
- 三つの実践項目
- 命の限り道を学ぶ
- 誠心の実験
- 命がけの学問
あとがき
【著者略歴】
岩橋 文吉 (いわはし ぶんきち)
大正5年(1916)12月13日、和歌山県生まれ。広島文理科大学卒業。九州大学旧制大学院修了。昭和26年国立教育研究所員、31年九州大学教育学部助教授、44年教授となる。その後、同大教育学部長、付属比較教育文化研究施設長を歴任し、56年福岡女学院学院長、平成2年福岡女学院大学学長に就任する。九州大学名誉教授、福岡女学院大学名誉教授(平成17年、刊行当時)著書『国際化時代における人間形成』『持ち味を活かす教育』等。
★ この本を「出版部日記」で紹介しています。
販売価格: 1,100円(税込)
重量: 260g