開発シリーズ96　この子らに学ぶ―真の教育を求めて

「人間が真実に生きる」とは何か

精神薄弱児といわれる子供たちとの４０年間に及ぶかかわりの中から、彼らの清純な心、ひたむきに生きる姿を通して、「人間が真実に生きる」とは何かを問う。

菅原馬吉著

96頁　Ｂ6判 ISBN：　4-89639-038-5

【主な内容】

はじめに

• ふれあいと信頼をはぐくむ―真の教育を求めて
• 「子どもの心を見る」とは―心を育てる教育を求めて
• 特殊学級を巣立った子ら―すべての子どもの幸せを願って
• お地蔵さんと佳子さん―愛情が可能性を育てる
• 伝道に生きるＫ牧師―出会いが人生を変えた
• 地域の太陽になった範子さん―和顔愛語の心
• 思いやりの心が閉ざされた心を開く―自閉性の強いＴ子を励ます仲間たち
• ”お母さん、徹に負けた” ―障害児と共に生きた母の手記
• 共に育ち合う喜び―”ひまわり学級”の子どもたち
• 新たな発見を求めて―”ふれあいのノート”から
• 感動のクラス会―信頼のきずなに結ばれて
• この子らを世の光に―正しい人間関係を求めて
• 真の教育を求めて―二十一世紀を拓くモラロジーの教育

【著者略歴】

菅原 馬吉（すがわら うまきち）

大正７年、札幌に生まれる。昭和１３年札幌師範学校を卒業し教師生活に入る。終戦後北海道大学に学び、以後特殊教育に精魂を傾ける。札幌市教育委員会指導主事、各学校長、国学院短期大学教授等を歴任。昭和５３年、文部大臣より特殊教育百年記念の特殊教育功労賞、北海道教育委員会より、北海道教育功労賞など、各種の教育功労賞受賞。昭和６３年、勲五等瑞宝章受賞。モラロジー研究所参与、教育者講師を歴任。 著書に『子供と共に』、他に論文として「心をはぐくむ」「子供に学ぶ」など多数。

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