現代の碩学がその歴史を繙きつつ「日本の心」を解き明かす!
1300年以上も20年ごとの式年遷宮を繰り返してきた伊勢の神宮は、日本国民の総氏神として敬愛され続けている……
所 功 著
64頁 A5判 ISBN: 978-4-89639-233-3
【主な内容】
一、「伝統」は、“常若”の英知
二、廣池千九郎著『伊勢神宮』の出版
三、私家版の反響と増訂版の普及
四、「天祖天照大神」と「我が国体」
五、内宮の創立事情と実年代
六、外宮の創立事情と御饌殿
七、神明造と式年遷宮の成立
八、神宮で二十年ごとの総造替
九、遷宮の中断と民間奉賛の復興
十、毎年の神嘗祭と式年の遷宮祭 むすび――神宮の式年遷宮から学ぶこと――
<著者略歴>
所 功 (ところ いさお)
昭和16年(1941)12月12日、岐阜県生まれ。
名古屋大学文学部・大学院(修士課程)卒業。皇學館大学助教授、文部省教科書調査官(社会科日本史)などを経て京都産業大学教授。同61年、法学博士(慶応義塾大学、日本法制文化史)。平成24年より京都産業大学名誉教授、モラロジー研究所道徳科学研究センター教授(研究主幹)、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授、皇學館大学特別招聘教授。伊勢神宮評議員、靖国神社崇敬者総代など。著者:『伊勢神宮』(講談社学術文庫)、『京都の三大祭』(角川選書)、『靖国の祈り遥かに』(神社新報社)、『天皇の「まつりごと」』(NHK出版生活人新書)、『「国民の祝日」の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『国旗・国歌の常識』(東京堂出版)、『皇位継承』(共著、文春新書)、『皇室事典』(編著、角川学芸出版)、『あの道この径100話』(モラロジー研究所)等。