「志」を貫け。「凡事」に徹せよ。
掃除道50年――凡事の徹底により会社や業界を変革させてきた著者。
美しい日本を取り戻すため、我々はいかに生きるべきか。
心づくり・企業づくり・国づくりへの思いを語る。
【目次】
第一章 凡事徹底の心づくり
教育の原点
凡事徹底こそ
肚をつくる
人間として当たり前のこと
逆境を成長に変える
攀念痴を持たない
微差大差
積善の人
父を憶う ―― わが身に引き受ける
第二章 企業の中の徳づくり
経営者の資格
困難を受け止める
覚悟を決める
忍の徳
誇りを持てる会社
箸よく盥水を回す
進歩を止める三要素
大きな努力で小さな成果を
母を憶う ――「忍の徳」に生きる
第三章 後世に受け継ぐ国づくり
益はなくとも意味はある
不幸せな豊かさ
質を高める努力
真に勇気のある人
後から来る者のために
問題から逃げない
鈍感力
私利を去る
<著者略歴>
鍵山秀三郎(かぎやま・ひでさぶろう)
昭和8年(1933)、東京に生まれる。
戦災による疎開先の岐阜県立東濃高校を卒業後に上京し、自動車用品会社に入社。
36年、ローヤルを創業。平成9年、社名を株式会社イエローハットに変更。10年、同社相談役となり、22年、退社。
創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、「日本を美しくする会」を発足、同会相談役。
著書に『凡事徹底』(致知出版社)、『掃除道』(講談社)、『エピソードで綴る鍵山秀三郎の美学』(PHP研究所)、『正しく生きる』(アスコム)、『凡事徹底が人生を変える』(モラロジー研究所)等多数。
★ この本を「出版部日記」で紹介しています。