<道徳の本屋さん>  老いも若きも、学ぶべきは人間学

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運命を開く 易経の知恵

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老いも若きも、学ぶべきは人間学

占い――それは心を決めて進むための道しるべ。われわれは人としていかに生き、いかに運命を開いていくべきか。

東洋最古の古典が伝える箴言を、英語・英文学者が読み解く。

渡部昇一・中山 理 著 四六判 上製 210頁

 

【主な内容】

 

第一章 乾坤の理――「真理」を読み解く

・心を決めて進むために

・『易経』はピジン・イングリッシュ

・力を蓄え、機に臨んで飛躍せよ

・堕落を踏みとどまらせる「大人」の存在

・急がず休まず、励み続けよ

・男女の別あり、いずれも尊ぶ

・大小の事変みな箴戒となす

・歴史が証明する「積善の家」

・見直したい「縦の民主主義」

 

第二章 心を定める言葉――「断片」を味わう

・「道を教えてくれる人」を持て

・素直に学べ

・道徳は「旧」でよい

・温情春のごとく善人敬い慕う

・虎の尾を踏んで、食われないのも人間力

・内には剛健、外には従順

・変わるときは必ず来る

・中庸の徳、謙譲の徳

・聖人君子の「音楽」

・皇室のあり方は『易経』の理想

・「壮」にして学ぶべきは人間学

・老いてなお学び続けた徳川家康

・鉄は熱いうちに打て

・君子、飲食を節す

・老後の心得

・徳は「恒」であってこそ信用が生まれる

・家庭人としての男女の立場

・名前に込められた願い

・世界に冠たる道徳的革命、明治維新

・結婚は天地の大義

・栄枯盛衰は世の習い

・言行を慎む

・断金の契り、金蘭の交わり

・泥棒の心理を知る『易経』の作者

・言葉は「心」を尽くしえない

・「目に見えないもの」を問うことの意味

・「次の一歩」を踏み出すために

・「治」にあって「乱」を忘れないために

 

第三章 歴史が語る教訓――「運命」を開く

・『易経』はどこから来たか

・孔子と『易経』 ・運命は変えられる

・古典を学べば「肚」が据わる

  

<著者略歴>

 渡部昇一(わたなべ・しょういち)

昭和5(1930)年、山形県に生まれる。昭和30年、上智大学大学院西洋文化研究科修了後、独ミュンスター大学、英オックスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。その間、フルブライトのヘイズ法によるアジアからの訪問教授のプログラムにより、米国ニュージャージー、ノースカロライナ、ミズリー、ミシガンの4州6大学において半学期ずつ講義。昭和51年、第24回エッセイストクラブ賞、昭和60年、第1回正論大賞受賞。平成6年、ミュンスター大学より名誉哲学博士号を授与される。

著書に『英文法史』(研究社)等専門書のほか、『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『知的生活を求めて』(講談社)、『昭和史』(ビジネス社)、『「パル判決書」の真実』(PHP研究所)、『「東京裁判」を裁判する』『読書有訓』(以上、致知出版社)、『日本人の品格』(ベスト新書)、『渡部昇一 青春の読書』『税高くして国亡ぶ』『日本の歴史』シリーズ(以上、ワック)、『読書こそが人生をひらく』『人間力を伸ばす珠玉の言葉』『荘子に学ぶ 明鏡止水のこころ』『日本再生と道徳教育』(共著、モラロジー研究所)など多数。

 

中山 理(なかやま・おさむ)

昭和27(1952)年、三重県に生まれる。上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了。エセックス大学、エディンバラ大学留学。現在、麗澤大学学長。博士(上智大学・文学)。

著書に『イギリス庭園の文化史』(大修館書店)、The Images of Their Glorious Maker : Iconology in Milton’s Poetry(Macmillan Language House)、『挑発するミルトン』(共著、彩流社)、『読書こそが人生をひらく』『人間力を伸ばす珠玉の言葉』『荘子に学ぶ 明鏡止水のこころ』(共著、モラロジー研究所)、『日本人の博愛精神』(祥伝社)、Happiness and Virtue Beyond East and West(共著、Tuttle Publishing)ほか。訳書にアーネスト・T・シートン著『二人の小さな野蛮人』(秀英書房)、ジェニファー・スピーク著『キリスト教美術シンボル事典』(大修館書店)、R・F・ジョンストン著『〈完訳〉紫禁城の黄昏(上・下)』、ジョン・B・パウエル著『「在支二十五年」米国人記者が見た戦前のシナと日本(上・下)』、C・チェスタトン著『アメリカ史の真実』、『原勝郎博士の「日本通史」』、ヒレア・ベロック著『ユダヤ人』(以上、祥伝社)など多数。監訳書にサム・フォール著『ありがとう武士道』(麗澤大学出版会)がある。

  

 

この本を「出版部日記」で紹介しています。

 

 

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