新書判 並製 119頁 本体1,000円+税
ISBNコード 978-4-89639-247-0
Cコード C0212
5月ブックメイツ配本
モラロジー創建者の姿を伝える逸話集。
モラロジーに基づく学校教育と社会教育を推進するため、昭和10年に開設された道徳科学専攻塾。
教職員や学生が語る逸話に、教育にかけた廣池千九郎の思いが浮かび上がる。
主な内容
一、学園建設の心
- ・男女共学、全寮制の「アカデミー」
- ・私に徳ができれば山の中でも人は来るようになる
- ・大学建設は単に事業的にすべきではない。
- 人心救済をなす至誠心が大切である
- ・代金をそのまま持っていては使ってしまうので
- 今のうちに代わりの土地を買っておくように
- ・この中で何をしているのかと
- 疑問の心を起こさせては教育にならない
- ・ねぎらず、くささず、円満に
二、人の育つ場所
- ・語学と道徳と経済を徹底して身につけさせ
- 世界へ送り出す
- ・塾長は神様の手代、教師は塾長の手代
- ・木を育てるは百年の計、
- 人を育てるは十年の計
- ・おまえたちは植木屋の手伝いではないぞ。
- 人心救済の手伝いだ
- ・建物の材料は、特別金をかけなくともよい。
- ただ、丈夫であるということが大切である
- ・国家社会をよくするには形だけではだめである
- ・八面玲瓏の伝統奉仕
三、感化の教育
- ・皆さん、ご苦労さん
- ・モラロジーは運命をよくする学問である
- ・全世界の人心を開発して助ける
- ストロング・アーム
- ・自得を促す教育
- ・今に世界平和会議を貴賓館で開くようになる
- ・あなたの一生はどうぞ私に任せなさい
・ゆっくり勉強して、後に偉くなれ
- ・あの水汲みは骨が折れる。
- 食事を倍にしてやりなさい
- ・これでは発育盛りの本科生には足らない。
- もう一品つけよ
- ・これはおいしい。持って帰って生徒に食べさせよう
- ・教職員には伝統報恩、人心救済に功労のある者を
執筆者一覧
阿部康治
(あべ やすじ/1905〜1992)
井出 大
(いで ひろし/1917〜1997)
伊藤忠也
(いとう ただや/1912〜1992)
上田茂男
(うえだ しげお/1919〜1995)
大塚善治郎
(おおつか ぜんじろう/1906〜1990)
香川景三郎
(かがわ けいざぶろう/1884〜1974)
香川初音
(かがわ はつね/1890〜1986)
篠原直吉
(しのはら なおきち/1900〜1996)
宗 武志
(そう たけゆき/1908〜1985)
高柳次男
(たかやなぎ つぎお/1917〜1980)
畑 寿泰
(はた としやす/1917〜2007)
松下九郎
(まつした くろう/1887〜1978)
宮島達郎
(みやじま たつろう/1917〜2012)
若林苫蔵
(わかばやし とまぞう/1905〜1964)
鷲津邦正
(わしづ くにまさ/1907〜1984)