198頁 A5判 ISBN: 978-4-89639-246-3
社会の諸課題に対し、その解決のための最高道徳実行の指針を提示する。
改訂を経て、モラロジーと最高道徳の現代的意義をよりわかりやすく展開。
モラロジー学習の必読書。
主な内容
第1章 倫理道徳のめざすもの
- モラロジーとは
- 安心と秩序をもたらす倫理道徳
- 倫理道徳の本質と善の実現
- 幸福の実現と人間の精神
第2章 幸福をもたらす品性
- 幸福の実現と生きる意味の探求
- 人生に影響を与えるもの
- 品性──善を生む根本
- 人生の時期と品性の向上
第3章 道徳共同体をつくる
- 個人と社会
- 人類の共生と公共精神
- 人類社会の基礎的共同体
- 愛国心と人類愛
第4章 普通道徳から最高道徳へ
- 普通道徳の必要性と限界
- 求められる最高道徳
- 聖人の精神の継承と発展
- 最高道徳への道
第5章 自我の没却
- 自我について
- 自我没却のめざすもの
- 自我没却の方法
- 自我没却の意義
第6章 正義と慈悲
- 正義の実現と課題
- 宇宙的正義の実現に向けて
- 正義を実現するための慈悲
- 慈悲実現の意義
第7章 義務の先行
- 権利の尊重と義務
- 道徳としての義務先行
- 義務先行の方法
- 義務先行の意義
第8章 伝統報恩
- 大きな恩恵への気づき
- 伝統に対する報恩の方法
- 日本における国の伝統と精神伝統
- 伝統報恩の効果
第9章 人心の開発救済
- 人心の開発救済とは何か
- 人心開発救済の方法
- 人心救済と人生の意味の回復
- 人心開発救済の効果
第10章 道徳実行の因果律
- 道徳実行の因果律の理解
- 現代科学から見た因果律
- 運命を改善する心構え
- 道徳実行の因果律を確信する意義
最高道徳実行のすすめ
廣池千九郎略伝――道徳の研究と実践の生涯