松浦勝次郎 著
四六判 上製 978-4-89639-243-2 262頁 本体1,700円
モラロジー学習の道しるべ
モラロジーの原典『道徳科学の論文』に込められた廣池千九郎の願い――それは世の人々が真に幸せな人生を歩むこと。
『論文』に基づく真正のモラロジー学習のための指南書。
主な内容
第一章 「モラロジーの建設」という事業 ―― 永続を期して
- モラロジーの建設
- 天より受けたる大使命
- 精神の親として
- 真に意味ある生きる道
第二章 『道徳科学の論文』に学ぶ意義
- 生き方を選ぶ
- 実行の勇気を得る
- 正しい標準を学ぶ
- 入門する
- 真の安心・満足・喜びを知る
第三章 『道徳科学の論文』に学ぶ方法
- 公平な心で読む
- 品性を目的とする
- 全巻を読むことをめざす
- 毎日読む
- 言葉を大切にする
- 共に学ぶ仲間を大切にする
- 常に精神伝統の大恩を念う
第四章 モラロジーと『道徳科学の論文』
- 生涯に一貫するもの
- 人間実生活の根本
- 人間の本性
- 新しい学問を拓く
- 学問の標準を正す
- 世界を変える
- モラロジーの生命
第五章 最高道徳と『道徳科学の論文』
- 最高道徳の原理
- 普通道徳と最高道徳
- 最高道徳の基礎的観念
- 最高道徳実行の基礎的原理
- 絶対神を信じる
- 伝統の原理
- 人心開発救済の原理
- 最高道徳実行の効果
- 最高道徳の大綱
第六章 最高道徳の実行をめざし続けるために
- 「最高」と「完成」をめざす
- 寛大な心を養う
- 慈悲心を養う
- 心を定める
- 人の親となる
- 「大恩」に報いる
- 今日から始める
第七章 廣池千九郎博士の生き方に学ぶ
- 全生涯から学ぶ
- 最高道徳の心づかい
- 感化を求める
- モラロジーを正しく学び、最高道徳を正しく実行するために
著者略歴
松浦勝次郎(まつうら しょうじろう)
昭和14年(1939)、千葉県に生まれる。
南イリノイ大学大学院修士課程・博士課程修了。
Ph.D.(物理学)。麗澤高等学校教諭・副校長、モラロジー研究所道徳科学研究センター教授、廣池千九郎記念館館長、モラロジー専攻塾塾頭・塾長、モラロジー研究所常務理事等を歴任。
著書に『よく生きる力――きずなの回復と創造』、共著に『倫理道徳の白書Vol.1』(共にモラロジー研究所)等がある。