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新編小学修身用書 巻之三

販売価格: 1,540円(税込)

[在庫あり]

重量: 334g

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勤勉、誠実、感謝、友愛、国や郷土を愛する心……。

学ぶべきことは先人の足跡の中にある

明治21年、気鋭の青年教師が編んだ「史実に基づく道徳教材」全3巻、ここに完結!

廣池千九郎 著

A5判・並製 215 頁

 

【主な内容】

  •  1.農法書は国家の宝典なり
  •  2.農業を執るものは
  •     農法を知らざるべからず
  •  3.世に生まれて益なき者は禽獣に劣れり
  •  4.民を救うは農政の学にあり
  •  5.一時の毀誉は憂うるに足らず、
  •        百年の公論、憂うべきのみ
  •  6.協力の至るところ、金石を堅しとせず
  •  7.事の成功は不屈忍耐の後に待つべし
  •  8.仕官は国益を図るの意より望むべし
  •  9.度量狭きものは大事をなすに足らず
  • 10.書を読むは事理を解せんがためなり
  • 11.天子の恩は死に至りても忘るべからず
  • 12.自国を思うの精神は自己を重からしむ
  • 13.過ちあるもよくをこれを改めば
  •              幸福を得るに至るべし
  • 14.身の異動によりて志を変ずる者は小人なり
  • 15.私の怨をもって公の益を害するなかれ
  • 16.真正の愛国心は自国をして貴からしむ
  • 17.難に臨みて身を退くる者は不義の徒なり
  • 18.寸恩は尺報すべし
  • 19.誠心の至るところ、事の成らざるなし
  • 20.国難に遭えば男女を論ぜず
  •                   力に従いて働くべし
  • 21.人民幸福の進歩は発明の力による
  • 22.人、我に負くも、我、人に負くなかれ
  • 23.幼稚のとき、父母の命に違う者は、
  •               長じて何事も成し得ることなし
  • 24.わが道に力を尽くす者を真の尽力家と言う
  • 25.親に仕えて孝なれば自然に福あり
  • 26.楽歳に凶年を思うべし
  • 27.人の親睦は神の企望なり
  • 28.真正の勇気は義人の脳裏に住む
  • 29.愚者と争えば己もまた愚なり
  • 30.行い正しき人は危うきを知らず
  • 31.勉強は不景気に克つの力あり
  • 32.国事に力を尽くす者は厚き待遇を受く
  • 33.賢者は危うきに近づかず、またよく人を愛す
  • 34.身を愛する者は、またよく国を愛すべし
  • 35.招かずして来たるの禍なし
  • 36.富むとき富裕を言わず、
  •         貧しきとき貧窮を語るべからず
  • 37.兄弟の友愛は一家を固むるの轄なり
  • 38.よく親を養い、またよく親を安んずべし
  • 39.何等の職業を問わず、
  •      困難に克ちてよくこれを守り、
  •         よくこれを勤むべし
  • 40.忍耐すれば事ついに成る
  • 41.みずから業を励み、
  •     また人を勧めて業を勉めしむべし
  • 42.よく積み、よく散ずるを真の理財者とす
  • 43.志を合わせたる姉妹の力は丈夫に優れり
  • 44.国民たる者は大義名分を誤ることなかれ
  • 45.正しく工夫を凝らせば新発明をなし得べし
  • 46.良法善規はよく事業を全からしむ
  • 47.真正に世の福利を祈らんと欲せば、
  •       視聴の二官をゆるがせにすべからず
  • 48.己の利害を顧みずして国家の利益を図るべし
  • 49.着実に事業を励むものは富貴名誉共に至らん
  • 50.成功は労苦の結果なり 

[付録]   遠郷僻地 夜間学校教育法

 

<著者略歴>

廣池 千九郎(ひろいけ ちくろう)

慶応2年(1866)3月29日、大分県中津市生まれ。青年期に教育者として初等教育の普及に取り組み、未就学児童のための夜間学校開設や、道徳教育の充実を目的とした『新編小学修身用書』の発行、日本初の教員互助会の設立などにも尽力した。さらに地方史の魁となる『中津歴史』を執筆、のちに『古事類苑』(日本最大の百科史料事典)の編纂に携わるとともに、「東洋法制史」という新しい学問分野を開拓、大正元年に独学で法学博士号を取得した。

大正15年、『道徳科学の論文』を完成させ、総合人間学モラロジーを創建。昭和10年、千葉県柏市に「道徳科学専攻塾」を開設し、モラロジーに基づく社会教育と学校教育を共に行う生涯教育をスタートさせた。現在、社会教育は公益財団法人モラロジー研究所、学校教育は麗澤各校(大学・高校・中学・幼稚園)を有する学校法人廣池学園へと受け継がれている。

昭和13年(1938)6月4日逝去。享年72。著書に『支那文典』『東洋法制史本論』『伊勢神宮と我国体』『日本憲法淵源論』『道徳科学の論文』ほか。

  

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