中田 中 著 A5判・321頁/定価 2,200円 + 税
“モラロジーの最初の門人”、中田 中氏の遺作(昭和53年初版)が、氏の没後50年を迎える本年、待望の復刊!
『道徳科学の論文』執筆のころからモラロジーの創建者・廣池千九郎の助手として専従し、終生、教育活動の最前線で師の教えを伝えることに尽くした中田氏。その名講義の数々が今、ここに甦る。
主な内容
I 最高道徳の帰着点
- 広池博士を偲びて
- 高慢心による増長と失敗
- 価値ある努力
- 心を磨く
- 最高道徳の帰着点
- 先見の明
- 人心救済の重要性
- 天爵を修める
- 伝統報恩と人心救済
- 道に従う
- 神の心
II 新春に寄せて
- 新春に寄せて
- めでたいということ
- 生き甲斐のある人生
- 犠牲を払うことの意義
- 人集めは人心救済の目的ではない
- 最高道徳実行の根本精神
- 積善の家
III 八面玲瓏の心
- 生きた教育
- 麗沢大学の開学を祝して
- 広池博士記念館が建てられた意味
- 広池博士二十年祭記念事業の完成に当たって
- 八面玲瓏の心
- 現代科学と道徳科学
IV 人間生活の極致
- 人心開発と贖罪について
- 人間生活の極致
- 個人開発上の心構え
- 人心開発上の注意
略歴
著者略歴
中田 中 (なかた みつる)
- 明治20年(1887年)
- 7月24日 三重県鈴鹿郡亀山町で生まれる。
- 明治36年(1903年)
- 鈴鹿郡亀山町で尋常高等小学校を終える。
- 明治40年(1907年)
- 鉄道連隊に入隊、大正4年(1915年)満期除隊。
- 大正 5年(1916年)
- 広池博士巡回講演のおり、はじめて博士にお目にかかる。
- 大正 6年(1917年)
- 東京都京橋区の鈴木弥兵衛商店に入社。大正12年(1923年)に退社。
- 大正13年(1924年)
- 4月 助手として広池博士に専従する。
- 昭和 6年(1931年)
- 道徳科学研究所職員、7年社会教育講師、9年道徳科学専攻塾幹事兼講師。
- 昭和20年(1945年)
- 滋賀県淡海農業修錬所所長、21年同顧問。
- 昭和22年(1947年)
- 財団法人道徳科学研究所常務理事、26年学校法人広池学園理事。
- 昭和31年(1956年)
- 財団法人道徳科研究所開発部、部長、32年同講師会議長。37年広池博士記念館館長。
- 昭和38年(1963年)
- 財団法人道徳科学研究所顧問、学校法人広池学園顧問。
- 昭和39年(1964年)
- 9月29日 永眠。享年78歳。
著書として、『心にともす光』『思いでの旅』『人心開発上の注意点』『写真に偲ぶモラロジー草創期』『必要なときに必要なものが』『取り違えた最高道徳』がある。