急速な環境変化の中で中小企業が生き残るための道は?
あらゆる企業活動の本になる人づくり・品性づくりの概略を述べます。
モラロジーの創建者・廣池千九郎(法学博士・1866〜1938)の道徳経済一体思想が凝縮された1冊。
モラロジー研究所 編
112頁 A5判 ISBN: 978-4-89639-230-2
【主な内容】
第一章 道経一体と品性資本の経営
- ・道経一体の経営を目指す
- ・品質資本を重視する経営
- ・品性資本とは「つくる力」「つながる力」「もちこたえる力」
- ・企業の目的は「人づくり」
- ・永続には経営理念が必要
- ・「三方よし」は「七方よし」
- ・経営者の使命と役割は品性をつくること
第二章 顧客づくり・モノづくりと致富の経営
- ・顧客満足(CS)がマーケティングの目標
- ・販売(セールス)は品性に帰着する
- ・革新(イノベーション)こそモノづくりの使命
- ・品質を重視する経営
- ・利は「もと」にあり ―― 仕入先
- ・競争と共生 ―― 同業者
- ・財務の基本 ―― 入るを量りて出ずるを為む
- ・納税と感謝・報恩の経営
- ・借金と債務保証を戒める
- ・致冨の経営 ―― 真の冨とは無形の徳なり
第三章 人づくりの経営
- ・企業の繁栄は人づくり経営にあり
- ・組織の品性が社徳をつくる
- ・つながる力 ―― 経営者が社員の親になる
- ・親孝行な社員をつくる
- ・顧客管理(CS)と社員満足(ES)は表裏一体
- ・社内コミュニケーション ―― オアシスとホウレンソウ
- ・5S実践による凡時徹底の経営
第四章 歴史づくりの経営
- ・「万世不朽」の経営
- ・創業は易く、守成は難し
- ・積善と義務先行の長寿企業
- ・自助自立の「ジャッキ経営」
- ・宥坐の器
- ・逆境に感謝する経営
- ・事業承継は徳の継承
第五章 現代の中小企業
- ・企業は環境適応業
- ・個性化、差異化を極める経営
- ・ビジネスモデルをみがく経営
- ・透明性を確保する経営
- ・特定顧客・特定仕入先・特定商品に依存しない
- ・人事・労務管理は企業の道徳的課題
- ・これからの同族企業