著者は、世界に開かれた視点で日本の国柄を明らかにし、史実をしっかりと踏まえながら、
現代の私たちが忘れかけている日本人の真髄や美徳を訴えます
名越二荒之助 著
80頁 B5判 ISBN: 978-4-89639-142-8
【主な内容】
刊行に寄せて
ニ荒先生のこと ---- 渡辺昇一
- ・ パラオの月章旗とサマワの自衛隊
- ・ 宗教儀礼より大切なもの ― 露戦争百年、金州城外斜陽の英霊顕彰祭
- ・ 世界で最も短い詩 ― 「サクラ・サクラ」と「あづまはや」
- ・ 伝統に基づいた祭祀 ― 世界から見た靖国神社の普遍性と尊貴性
- ・ 世界史の奇蹟、天壌無窮の神勅 ― 国家伝統のエキスがここにある
- ・ すべてに調和をもたらす日本の永遠性 ― ギリシア文明と日本文明に学ぶもの
- ・ 歴史の蜃気楼が立ち昇る古都・エルサレム ― ユダヤの国体と日本の国体
- ・ 中国を形成した精神的な伝統と日本国体
- ・ 北朝鮮・韓国の国体と日本国体 ― 南北統一の原点と、東アジア安定への道
- ・ 韓国に造成された高天原故地 ― 天照大神も素戔嗚も韓国人だという欺瞞
- ・ 大日本帝国とアメリカ合衆国 ― 明治維新と南北戦争に見る日米国体比較
- ・ 世界宗教サミットの提唱 ― 靖國神社とアーリントン墓地から
- ・ 緑の連隊長の慰霊植樹 ― キール軍港メモリアルと靖國の銀杏
- ・ 敗戦の悲劇 樺太・満州の大和撫子たち ― 純潔を守って自決・異国への留魂
- ・ 日本とインドの共鳴の歴史遺産 ― 独立五十年「インドの夕べ」から
- ・ 世界に輸出せよ 二宮尊徳の報徳思想
- ・ 世界の美術建築から見た伊勢神宮
- ・ 人種差別反対を貫いた日本外交 ― ユダヤの難民救済と日本建国の理想
- ・ 靖國神社をめぐる日韓の共鳴 ― 各国の国立墓地と対比しながら
- ・ 敵将を断罪せず、讃える日本の心
- ・ 日露戦争と大東亜戦争に生きる武士道物語
- ・ 大東亜戦争のクライマックス ― マダガスカルに花開いた武士道
名越先生の魅力が詰つた一冊 ---- 勝岡 寛次
あとがき
<著者略歴>
名越 二荒之助(なごし ふたらのすけ)
大正12年(1923年)、岡山県生まれ。山口高等商業学校卒業後、入隊。新京陸軍経理学校を経て出征し、戦後ソ連に抑留される。北朝鮮、モスクワ、ハバロフスク等で5年を過ごす。復員後は、岡山県で県立高校の社会科担当教諭、教頭を歴任。昭和43年、家永教科書裁判の国側証人となる。51年より高千穂商科大学助教授、57年教授に。56年、参議院予算委員会の参考人(教科書問題)として問題提起。高千穂商科大学を退職後は著述と講演活動に専念する。編著書は『世界に生きる日本の心』『昭和の戦争記念館(全5巻)』(ともに展転社)、『日韓共鳴二千年史』(明成社)等多数。平成10年、『日韓2000年の真実』で上智大学より「ヨゼフ・ロゲンドルフ賞」を受賞。