伝統に学ぶ道―人生を拓く累代教育
昭和6年、著者の父・矢野浩蔵氏が廣池千九郎博士に出会う。
爾来、人心救済に尽力する浩蔵氏の姿を通して、廣池博士の指導やモラロジー活動のあり方を語る。
矢野悦蔵著
120頁 四六判 ISBN: 4-89639-109-8
【主な内容】
第一章 父の生き方に学ぶ
- ・ 廣池千九郎博士と矢野家の出会い
- ・ 報恩協会の開設
- ・ 家の運命の改善に努力する
- ・ 度重なる家族の不幸
- ・ 廣池博士からの具体的な助言
- ・ 博士からのお守り
- ・ 廣池博士と共に生きた父
- ・ 精神伝統につながる
- ・ 手術に臨む父の姿
- ・ 「モラロジアンみな仲良く」
第二章 精神伝統に導かれて
- ・ 31歳で代表世話人に就く
- ・ 伝統祖述は価値ある苦労
- ・ 廣池千英先生の導き
- ・ 心の弱さを自覚しながら
第三章 廣池千九郎博士に学ぶ
- ・ 道徳は道路標識である
- ・ 軽微な善悪の累積が運命を左右する
- ・ 家の運命を変える累代教育
- ・ 道徳は素直な心から始まる
- ・ 「誠の体験」から学ぶ人心救済
- ・ 人間が真に助かるには
- ・ 廣池博士の心に近づく
第四章 モラロジアンのめざすべき道
- ・ 人を育てる喜び
- ・ 心理を守って正しい方法で
- ・ 「方法」にも誠を尽くす
- ・ 道徳は義理人情で行うものではない
- ・ 聖人の教えに執念深く
- ・ もっと伸び伸びと
- ・ 正義を含む慈悲
- ・ 実践実行の学問
【著者略歴】
矢野 悦蔵(やの えつぞう)
昭和6年、福岡県に生まれる。
昭和28年、麗澤短期大学卒業。福録萬寿本舗店主を経て、昭和41年、三信株式会社代表取締役に就任。現在、三信株式会社代表取締役会長。モラロジー研究所九州生涯学習センターセンター長、同研究所生涯学習本部九州ブロック担当部長、同研究所理事等を歴任し、現在、モラロジー研究所常務理事、同社会教育講師、同参与。