充実した人生を送るには
「知」と「徳」を高める「学び」が欠かせません。
そのもととなるのがよき書籍との出会いです。
二人の碩学の対話から、生涯にわたって読書を行い、学び続けることの大切さを説きます。
渡部 昇一 中山 理 著
272頁 四六判 ISBN: 978-4-89639-188-6
【主な内容】
第一章 読書は人間をつくる
- 四十歳になる前に名前が聞こえてこないと……
- 「彼はソーシャビリティー(社交性)がない」 等
第二章 蔵書を持つ喜び
- 自分だけの「図書館」をつくる
- 歴史の風雪に耐えて残っている本は「存在感」が違う 等
第三章 神話に触れる意義
- 考古学と歴史の本を混同してはならない
- 語り部が伝える故事 等
第四章 歴史の真実に学ぶ
- 若い人に正しい歴史が教えられていない
- パスポートの威力を知る 等
第五章 自己を高める読書のすすめ
- 子供にとって暗記は楽しいこと
- 西洋の古典の語源は「艦隊」 等
あとがき 中山理
<著者略歴>
渡部 昇一(わたなべ しょういち)
昭和5(1930)年、山形県に生まれる。昭和30年、上智大学大学院西洋文化研究科修了後、独ミュンスター大学、英オックスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。昭和51年、第24回エッセイストクラブ賞、昭和60年、第1回正論大賞受賞。著書に『英文法書』(研究社)等専門書のほか、『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『知的生活を求めて』(講談社)、『昭和史』(ビジネス社)、『「パル判決書」の真実』(PHP)、『「東京裁判」を裁判する』『読書有訓』(以上、致知出版社)、『日本の歴史』シリーズ(以上、ワック)など多数。編述書に『幸田露伴「修省論」を読む 得する生き方 損する生き方』、訳書にアレキシス・カレル著『人間――この未知なるもの』、アーノルド・ベネット著『歴史の終わり(上・下)』(以上、三笠書房)等。
中山 理(なかやま おさむ)
昭和27(1952)年、三重県に生まれる。上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了。エセックス大学、エディンバラ大学留学。現在、麗澤大学学長。博士(上智大学・文学)。著書に『イギリス庭園の文化史』(大修館書店)、The Images of Their Glorious Maker : Iconology in Milton’s Poetry (Macmillan Language House)、『挑発するミルトン』(共著、彩流社)他。訳書にアーネスト・T・シートン著『二人の小さな野蛮人』(秀英書房)、ジェニファー・スピーク著『キリスト教美術シンボル事典』(以上、大修館書店)、R・F・ジョンストン著『<完訳>紫禁城の黄昏(上・下)』、ジョン・B・パウエル著『「在支二十五年」米国人記者が見た戦前のシナと日本(上・下)』(以上、祥伝社)等。監訳本にサム・フォール著『ありがとう武士道』(麗澤大学出版会)等。
★ この本を「出版部日記」で紹介しています。