自分をいかに成長させ、いかに生きるか――。
知の巨人・渡部昇一氏と麗澤大学学長・中山理氏が、古今の聖賢の格言等から「心を癒し、未来をひらく言葉」の数々を掘り起こし、事例や体験を交えて語り合う。
渡部 昇一・中山 理 共著
200頁 四六判 ISBN: 978-4-89639-211-1
【主な内容】
第一章 箴言は現代人の心を癒す
- 「箴は鍼なり」――子供の頃の学びには効果がある
- 経文に見いだした利他愛の教訓 等
第二章 自分に自信を持って生きる
- 学びを楽しむことは誰にでもできる
- 自国の美点を知れば、誇りと自信が生まれる―東京裁判の思想的呪縛から解き放つ
- 学びは涸れた谷に鹿が水を求めるように 等
第三章 こうすれば人間として成長できる―自らの人間力を伸ばす道
- 仕事がおもしろいという人はここが違う
- 天爵を修めて人爵これに従う 等
第四章 こうすれば苦難や困難も乗り越えられる
第五章 未来をひらく
- 至誠は息むなし――内発的関心を呼び起こせば道は開ける
- いい運が来たときにどうするか――「惜福」「分福」「植福」という三つの考え方 等
あとがき 中山理
<著者略歴>
渡部 昇一(わたなべ しょういち)
昭和5(1930)年、山形県に生まれる。昭和30年、上智大学大学院西洋文化研究科終了後、独ミュンスター大学、英オックスフォード大学に留学。Dr.phil.,Dr.phil.h.c.(英語学)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。昭和51年、第24回エッセイストクラブ賞、昭和60年、第1回正論大賞受賞。平成6年、ミュンスター大学より名誉哲学博士号を授与される。 著書に『英文法史』(研究社)等専門書のほか、『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『知的生活を求めて』(講談社)、『昭和史』(ビジネス社)、『「パル判決書」の真実』(PHP研究所)、『「東京裁判」を裁判する』『読書有訓』(以上、致知出版社)、『日本人の品格』(ベスト新書)、『税高くして国亡ぶ』『日本の歴史』シリーズ(以上、ワック)、『読書こそが人生をひらく』(共著、モラロジー研究所)など多数。編述書に『幸田露伴「修省論」を読む 得する生き方 損する生き方』、訳書にアレキシス・カレル著『人間――この未知なるもの』、フランシス・フクヤマ著『歴史の終わり(上・下)』(以上、三笠書房)等。
中山 理(なかやま おさむ)
昭和27(1952)年、三重県に生まれる。上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了。エセックス大学、エディンバラ大学留学。現在、麗澤大学学長。博士(上智大学・文学)。著書に『イギリス庭園の文化史』(大修館書店)、The Images of Their Glorious Maker : Iconology in Milton’s Poetry (Macmillan Language House)、『挑発するミルトン』(共著、彩流社)、『読書こそが人生をひらく』(共著、モラロジー研究所)、『日本人の博愛精神』(祥伝社)等。訳書にアーネスト・T・シートン著『二人の小さな野蛮人』(秀英書房)、ジェニファー・スピーク著『キリスト教美術シンボル事典』、ピーター・ミルワード著『聖書の動物事典』(以上、大修館書店)、R・F・ジョンストン著『<完訳>紫禁城の黄昏(上・下)』、ジョン・B・パウエル著『「在支二十五年」米国人記者が見た戦前のシナと日本(上・下)』、C・チェスタトン著『アメリカ史の真実』(以上、祥伝社)等。監訳書にサム・フォール著『ありがとう武士道』(麗澤大学出版会)等。