井出 大 著
344頁 四六判 ISBN:
晩年の廣池千九郎に書生として仕えた著者が、当時、仕事の合間にメモした貴重な資料をもとに、廣池千九郎の人心救済への努力の姿を描く。
主な内容
序
第一章 広池博士に随行して
・名古屋より大阪へ
・大阪より広島へ
・広島より博多へ
・寒の地獄入泉記(上)
・寒の地獄入泉記(下)
・帰途につく
・越後貝掛温泉随行記
第二章 晩年の広池博士
・谷川、大穴温泉での思い出
・畑毛温泉および富岳荘の施設について
・最晩年の広池博士
第三章 広池博士に学ぶ
・最高道徳実行の核心
・親のしつけ
第四章 広池博士のことば
あとがき
著者略歴
井出 大(いで ひろし)
大正6年3月27日、静岡県田方郡函南町畑家に生まれる。
広池千九郎博士が明治38年病気療養のため畑毛温泉に滞在されていた時、地元で漢学の塾を開いていた祖父井出登氏が広池博士に指導を頂いていたことが縁となり、昭和11年より広池博士に師事し、
昭和13年6月4日、博士が逝去されるまで側近の書生としてお仕えする。
その後、モラロジー研究所広池千九郎記念館で広池博士の遺稿の整理、保存に従事する。モラロジー研究所畑毛記念館主任、モラロジー研究所参与、同社会教育講師などを歴任。