『道徳科学の論文』第九冊に学ぶ
『道徳科学の論文』九冊目(「最高道徳の大綱」を除く)から、道徳実行や心づかいのヒントとなる言葉を抽出し、新たなテーマで編集。
『人生を拓く廣池千九郎の言葉』の第三弾。
「刊行にあたって」より――
『論文』は今日の混迷の時代を切り開く叡智に満ち溢れています。私たちは、総合人間学としてのモラロジーを、科学的・合理的な精神で読み解くと共に、最高道徳こそ真に生きる意味を示唆し人類の苦悩を癒す可能性を秘めたものであることを、自らの実行を通して主体的に証していきたいものです。
モラロジー研究所 編
164頁 新書判 ISBN: 978-4-89639-185-5
【主な内容】
刊行にあたって
混迷の時代を切り拓く叡智 北川治男
1 モラロジーと最高道徳のめざすもの
2 因果律
- 因果律の研究法
- 善悪の標準と因果律
- 滅亡を免るる唯一の方法
3 道徳実行の効果
- 人間の力について
- 人間の幸福の大小
- 人間幸福の重要条件
- 人心救済は大善事
4 最高道徳と運命の改善
- 自己の運命
- 精神作用の重要性
- 最高道徳の実行
- 最高道徳の至誠
- 廣池千九郎の大反省
5 因襲的道徳
- 現代人の特性と誤解
- 因襲的道徳の問題点
- 普通道徳と最高道徳の結果の相違
6 国家、団体、組織、指導者
索引
凡例