自分よし、相手よし、第三者よしを実現する
自社の利益のみを追求する経営は
企業に真の繁栄をもたらすのか――。
三方よしの経営とは
社員・仕入先・取引先といった事業の関係者から
これを取り巻く社会や地球環境、さらには未来世代まで
すべてのステークホルダーに配慮する経営のあり方です。
そうして全体が調和的に発展するからこそ
自社の将来も確かなものとなるのではないでしょうか。
『月刊三方よし経営』は、より良い社風を醸成し
持続可能な企業づくりをめざす
リーダーのためのビジネス誌です。
今月の表紙:
フォークリフト
(イラストレーション・小池ふみ)
建設機材等のレンタルやリースを手掛ける拓新産業。
取扱品目は建設現場の枠組足場から仮設ハウス・トイレまで多岐にわたる。フォークリフトはその管理に必須の設備。
社員第一の経営で「三方よし」は成り立つか
【主な内容】
<巻頭言>
「三方よし」こそ無敵の経営 / ビスタワークス研究所社長 大原光秦
<三方よしへの挑戦>
社員第一を未来へつなぐ / 拓新産業社長 宮里誠
完全週休2日制と残業0、有給休暇の100%消化を実現しながら、安定した業績を維持し続ける会社が福岡にある。建設機材のレンタル&リースを行う拓新産業だ。創業者の思いを引き継ぎ、未来へとつなぐために奔走する宮里誠社長に、経営者としての思いと覚悟について伺った。
<父を憶う>
祖父と父の開いた道 / クドー会長 工藤省造
<シンポジウム>
「三方よし」の事業承継をめざして /
サイトウプリント社長 齋藤正一 ・ 廣瀬造園社長 廣瀬竜一 ・ 梅田工業社長 梅田英鑑
親子間の事業承継はビジネスライクには進まない。そこには家族であればこその葛藤がある。先代からの引き継ぎのあり方、確執あるいは過干渉……。そうした経験をしてきた3人の経営者に、「自分よし、先代よし、会社よし」をめざして苦悩した事業承継の軌跡についてお話しいただいた。
(令和5年6月17日に実施した『月刊三方よし経営』創刊1周年記念シンポジウムの内容を再構成したものです)
<『道経一体経営原論』をひもとく>
<大手メディアが伝えない SDGs四方山話(よもやまばなし) 17>
「みんなの冷蔵庫」に学ぶ / 麗澤大学教授 松島正明
<坂本光司の五方良しの経営学 17>
精神障がい者の働く喜びをつくるために医師らが創業した出版社 / 人を大切にする経営学会会長 坂本光司
<「永続」への転換戦略 17>
生成人工知能が浸透する社会への対応 / 東京大学名誉教授 月尾嘉男
<NEXT〜この道に生きる〜>
ご縁を大切にして自分づくりに励む / サンポーコーポレーション取締役 三宅善人
<格言に学ぶ職場のモラル>
見えない恩に心を向ける
<ニューモラル 心のクローバー>
<企業探訪>
抜群の技術力を誇る溶接会社の「三方よし」 / 岡特殊溶接会長 岡綱幸
<飛耳長目〜今月のイチ推し〜>
櫻田謙悟著『失った30年を越えて、挑戦の時――「生活者(SEIKATSUSHA)共創社会」』
<三方広場> ご案内ほか