編集7つ道具のご紹介

こんにちは!!オンラインショップ担当の益田です。

千葉県柏市では、秋の穏やかな日差しがまぶしい一日となりました。
今日は朝晩の気温変化が一段と厳しいようです。
風邪をひかないように、お気をつけください。

今日は編集歴40年、横山主幹に聞いた、
モラロジー研究所出版部 編集者の「必携7つ道具」をご紹介します。

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① パソコン
以前は原稿用紙に手書きでしたが、今はパソコンでの入力が主流。
原稿作成には必要不可欠になりました。

② ICレコーダー&メモ
インタビューの取材では会話の録音を、講演会を記事にする場合は、この講演を録音します。電池切れにならないように、細心の注意をはらいます。
このICで録音した音声を、職場に持ち帰り「文字起こし」をします。これに併せてメモも活かします。

③ カメラ
カメラマンさんが同行しない取材の場合は、取材に行く本人がインタビューと撮影の両方を行うことも。一人での取材では、カメラ必携です。

④ ペン(筆記用具)
出来上がった原稿を編集する際に使用します。文字の間違い、入れ替え、文章の訂正、改行の指示など……。編集作業中には、さまざまな修正点が出てきます。それを赤ペンや鉛筆で書き込んでいきます。

⑤ 用字用語辞典
これも編集作業には重用なアイテムです。編集者が共通の用字用語辞典を用いて、漢字で表現するべきところ、ひらがなで表現するべきところを確認します。モラロジー研究所出版部の編集者全員が用字用語に関する共通意識を持つことで、表記のブレがなくなります。

⑥ 級数表・字送り表(今回の写真です)
文字の大きさを確認する定規のようなものが級数表。行間を調べることができるのが歯送り表。この二つは、編集用の定規ともいえるものです。
透明なシートの上にさまざまな大きさの四角がちりばめられている級数表は、文字の大きさが一目瞭然!

また、この2つのシートは編集業界共通の基準なので、印刷会社の方、レイアウトをする方とやり取りをする際に、間違いがありません。

⑦ 手帳・スマホ
スケジュール管理に手帳は必需品、そして、出先でも連絡を取り、メール等の確認をして……。
携帯電話やスマホも必需品になりつつあります。
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パソコンはビジネスパーソンの必需品に、そして手帳や携帯電話・スマホは、日常生活の必需品になりつつありますが、いかがでしょうか。

今回ご紹介した級数表や歯送り表は、私が出版部に異動してきて、定規と間違えて手に取ったものでした(使い方のなぞが解けてよかったです)。

電車の中で、そして街中で、スーツを着てカメラを持っている人を見かけたら……
もしかしたら取材へ向かうモラロジー研究所出版部の編集者かもしれません。
そんな人を見かけたら、温かく見守ってあげてください。


右が、定規と間違えた歯送り表です。
定規と間違え……ないでしょうか?